CHRONICLE (フジファブリックのアルバム)

『CHRONICLE』
フジファブリックスタジオ・アルバム
リリース
録音  スウェーデン ストックホルム
ジャンル J-POP
時間
レーベル EMIミュージック・ジャパン
プロデュース フジファブリック
Anders Hellgren & David Myhr
亀田誠治(#2,#9)
専門評論家によるレビュー
Allmusic 星3.5 / 5 link
チャート最高順位
フジファブリック アルバム 年表
TEENAGER
2008年
CHRONICLE
2009年
SINGLES 2004-2009
2010年
『CHRONICLE』収録のシングル
  1. Sugar!!
    リリース: 2009年4月8日
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CHRONICLE』(クロニクル)は、フジファブリックの4枚目のオリジナルアルバム2009年5月20日EMIミュージック・ジャパンより発売[1]

概要

前作から約1年4ヶ月ぶりにリリースされたメジャー4枚目、通算では7枚目となるアルバム[2]。 初タッグとなった亀田誠治プロデュースの「Sugar!!」や「同じ月」のほか、スウェーデン・ストックホルムでレコーディングされたバンド初の海外レコーディング音源を含む全15曲を収録[2][3]。トータル・タイム約70分という超大作となっている[4]

本作は初回限定盤・通常盤ともにCD+DVDの2枚組仕様となる[2]。付属のDVDには25日間におよんだスウェーデンレコーディングに密着したドキュメント映像を中心に、「Sugar!!」のビデオクリップや同曲のアコースティックバージョンなど80分強の映像を収録[3]。初回限定盤にはライブの先行予約案内および「モジャハット」オリジナルステッカーが封入された[3]

フジファブリック』以来の全曲志村正彦作詞作曲のアルバムとなった[注 1]。作詞作曲のみならず、全アレンジまでほぼすべてを志村が一人で手掛けた、それまでのバンド然とした手法と明確に異なる作品[5][6]

アルバムとしてはオリコンアルバムチャートでバンド史上初のトップ10入りを果たす。

発売から7ヶ月後の2009年12月24日にボーカルの志村正彦が急死したことにより、本作が彼の遺作となった。

収録曲

楽曲クレジット

Disc1: CD
全作詞・作曲: 志村正彦、全編曲: 志村正彦、プロデュース: フジファブリック with Anders Hellgren & David Myhr (#1, 3-8, 10-15)、フジファブリック・亀田誠治 (#2, 9)。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.バウムクーヘン志村正彦志村正彦
2.Sugar!!志村正彦志村正彦
3.Merry-Go-Round志村正彦志村正彦
4.Monster志村正彦志村正彦
5.クロニクル志村正彦志村正彦
6.エイプリル志村正彦志村正彦
7.Clock志村正彦志村正彦
8.Listen to the music志村正彦志村正彦
9.同じ月志村正彦志村正彦
10.Anthem志村正彦志村正彦
11.Laid Back志村正彦志村正彦
12.All Right志村正彦志村正彦
13.タイムマシン志村正彦志村正彦
14.ないものねだり志村正彦志村正彦
15.Stockholm志村正彦志村正彦
合計時間:
Disc2: DVD「ストックホルム"喜怒哀楽"映像日記」
#タイトル作詞作曲・編曲内容
1.Sugar!!(ビデオ・クリップ)  スウェーデンドキュメント45sec ver.
2.Sugar!!  アコースティック・ライブセッション at "COLD ROOM"
3.ルーティーン  レコーディングセッション at Monogram Recordings
4.北欧選手権 in Stockholm, Sweden   
5.25日間に渡る初の海外レコーディングドキュメント  メンバーによるオーディオ・コメンタリー収録

楽曲解説

バウムクーヘン
発売後の2018年、「」と共に映画『虹色デイズ』の挿入歌に起用された。
Sugar!!
11thシングル。
Anthem
PVが存在し、ストックホルムでのレコーディング風景が見られる。
ないものねだり
一部「Day Dripper」のサビと同じメロディの部分がある。
Stockholm
今作で唯一、ストックホルムで書き上げられ完成した楽曲。タイトルはレコーディング場所にちなんで付けられた[3]

脚注

注釈

  1. ^ 「詞は全て、ノンフィクション」と志村は語っている。

出典

  1. ^ フジファブリックがニュー・アルバム『CHRONICLE』を5月20日にリリース決定”. bounce. TOWER RECORDS ONLINE (2009年3月5日). 2018年9月30日閲覧。
  2. ^ a b c フジファブ海外レコーディングの成果をアルバムでお届け”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2009年3月5日). 2018年9月30日閲覧。
  3. ^ a b c d フジファブリック最新作に奥田民生が応援コメント”. 音楽ナタリー. 株式会社ナターシャ (2009年4月14日). 2018年9月30日閲覧。
  4. ^ フジファブリック、ニュー・アルバム『CHRONICLE』の詳細が判明。奥田民生も絶賛(?)の内容”. bounce. TOWER RECORDS ONLINE (2009年4月15日). 2018年9月30日閲覧。
  5. ^ LONG REVIEW――フジファブリック 『MUSIC』”. bounce. TOWER RECORDS ONLINE (2010年7月21日). 2018年9月30日閲覧。
  6. ^ フジファブリックのすべて 〜これまでのアルバムを駆け足でおさらい〜”. bounce. TOWER RECORDS ONLINE (2010年7月21日). 2018年9月30日閲覧。