BMR-Xとは、神戸港にある人工島・ポートアイランドにかつて存在したレジャー施設、神戸ポートピアランドに設置されていたローラーコースター。
神戸ポートピアランドがドイツの遊具機器メーカー、ジーラー社(英語版)と共同開発した。
ドイツのババリア(バイエルン地方の英語名)を走る山岳鉄道をイメージしたもので[1]、国内では東京ディズニーランドのビッグサンダー・マウンテンに先駆けて走行を開始している。
かつて那須ハイランドパークにも「ライトニングコースター」と称される同型のマシーンが設置されていた。
概要
ドイツの雰囲気をイメージした景観整備を行っていたポートピアランドは、ドイツの高層ビルの谷間を走り抜ける鉄道かババリア地方の山岳鉄道をイメージした大型造形コースターを検討し、山岳鉄道型のコースターの開発に着手。ジーラー社と2年6ヶ月間の共同開発を行い、総工費10億円をかけ完成に至った[2]。
沿革
ババリアン・マウンテン・レールロード
原型となる「ババリアン・マウンテン・レールロード」(Bavarian Mountain Railroad 略称:BMR)完成[2]。
BMR-X
改装が行われ、火山に突入する設定を導入、蒸気の噴出・イルミネーションなどの演出を追加し、「BMR-X」と名称を改め、3月9日に再開した。
神戸ポートピアランドは入場者数の減少により3月31日に閉園。それに伴い、このコースターも撤去された。
スペック
- 料金:700円[1](「ババリアン・マウンテン・レールロード」時代は600円)
- 定員:14人(1車両2人乗り7両編成)[1]
- 走路全長:800m[1][2]
- 最高時速:80km[1][2]
- 最大勾配:縦54.7度・横80度[2]
- 所要時間:2分30秒[1]
脚注
- 出典
- ^ a b c d e f “アトラクション BMR-X”. 神戸ポートピアランド(公式サイトのミラーサイト). 2009年8月25日閲覧。
- ^ a b c d e 遊園地責任者に聞く 園の歩みと未来像 第7回遊園地がお洒落する神戸ポートピアランド - アミューズメント産業1988年10月号
外部リンク