ARMIGERはドイツのBGT社が開発していた対レーダーミサイル。ARMIGERは"Anti Radiation Missile with Intelligent Guidance & Extended Range"(英語)のアクロニム、長距離精密誘導対レーダーミサイルの意である。
ドイツ空軍向けに開発が進められ、2010年頃にトーネード ECRで運用しAGM-88 HARMの更新を行うことを目指していたが、コスト面の問題から2006年に開発は中止となった。
超音速ミサイルであり、長射程を確保するためにラムジェットエンジンを採用していた。中間誘導には慣性誘導装置のみならず、GPSも併用し、終末誘導には赤外線誘導も用いる計画であった。
要目(計画値)
- 全長:4m
- 胴体直径:200mm
- 重量:220kg
- 射程:200km
- 炸薬:20kg
- 最大速度:マッハ3
- エンジン:ラムジェット
- 誘導方式:慣性誘導/GPS、赤外線センサー/対レーダー誘導