株式会社AGスクエア(エイ・ジー・スクエア)は、セガサミーホールディングス傘下で郊外型アミューズメント施設の管理・運営を行っていた日本の企業。株式会社セガの100%子会社。
ここでは、株式会社セガ ビーリンク・セガアミューズメント施設事業部と統合され、セガ ビーリンクから商号変更された後の株式会社セガ エンタテインメント(後のGENDA GiGO Entertainment)となった後のAGスクエアについても述べる。
歴史
1991年に、名古屋市にある繊維メーカーの「キョクイチ」(後のトムス・エンタテインメント)が、事業転換の一環としてアミューズメント事業に進出することになり、その手始めに「AGスクエア」(AGはアミューズメント・ゲームの略)の第1号である「AGスクエア栄」を同市中区に開店させたのが始まりである。なお、この1号店は後に一世を風靡することになるゲーム『センチメンタルグラフティ』にて名古屋市在住のヒロインである山本るりかとのデートイベントにて実名で登場している。事実上の本店であるこの1号店は2007年9月24日を以って支店に先んじて閉店した。
その後、キョクイチ本体の営業利益の悪化を理由に、アミューズメントでは同業の「セガ」が資本面での提携を結んだことから、アミューズメント事業を強化し、2008年5月にその事業部門を分社化して「株式会社AGスクエア」が設立された。当初は同年秋に、春日井市にあるレンタルビデオ・ゲームソフト専門店の「ゲオ」へ営業権を譲渡することが予定されたが、ゲオ側からの申し出によりこの譲渡は白紙・解消となった[1]。
2012年4月にトムス・エンタテインメントの完全子会社からセガの完全子会社となり、同年10月にセガアミューズメント施設事業部共々株式会社セガ ビーリンクに吸収合併されて[2]株式会社セガ エンタテインメント(後の株式会社GENDA GiGO Entertainment)となった。
合併後もしばらくはAGスクエアのブランドのまま営業されていたが、2017年以降順次セガブランドへの転換が進められ、2019年10月をもってAGスクエアブランドは消滅した。旧:AGスクエアの店舗は、2022年1月にセガが保有していたGENDA SEGA Entertainment株式の売却に伴い、2022年に全店舗がGiGOブランドへ再度転換された。
店舗
セガ→GiGOブランドに転換された店舗
特記ない店舗は「AGスクエア○○店」から「セガ○○」→「GiGO〇〇」に転換。
閉店した店舗
出典
- ^ アミューズメント事業の譲渡の契約解消のお知らせ(2008年9月29日)
- ^ 合併公告(2012年8月6日)
- ^ am-netゲームセンターデータベース