『8年越しの花嫁 キミの目が覚めたなら』(8ねんごしのはなよめ キミのめがさめたなら)は、中原尚志・麻衣の共著によるノンフィクション書籍であり、2015年7月1日に主婦の友社より発売された。
著者の中原尚志と麻衣は岡山県内に住む夫婦である。翌2007年3月17日の結婚式を控えていた2006年の年末、幸せな20代半ばの2人を襲ったのは、麻衣が罹った抗NMDA受容体脳炎という難病だった。麻衣は、6年に渡る、長い昏睡状態を経て徐々に意識を取り戻し、意識回復後の長いリハビリを経た2014年12月21日に改めて入籍・挙式した。
その様子が岡山県内の結婚式場のスタッフによって撮影され、後に書籍化。フジテレビのドキュメンタリー番組『奇跡体験!アンビリバボー』で、2015年4月16日に放送された[1]。
2017年に映画化(12月9日に岡山県で先行公開後、16日に全国公開。)[2]。映画脚本に基づいたノベライズやコミック(2017年11月25日発売)[3]も発刊された。
『8年越しの花嫁 奇跡の実話』のタイトル[4]で実写映画化。2017年1月8日から2月14日にかけて撮影され、12月16日(岡山県のみ12月9日先行公開)に公開[4]。佐藤健と土屋太鳳のW主演[2]。映画は瀬々敬久がメガホンをとり、脚本はNHK連続テレビ小説を数多く手掛けた岡田惠和が担当した[2]。
12月16日に全国320スクリーンで公開され、16日・17日の全国週末興行成績(興行通信社)では観客動員が20万3800人、興行収入2億6300万円を記録し、初登場第3位となった[5]。ぴあ映画初日満足度は92.5となり、こちらは第1位となった[6]。2018年1月3日までに興行収入は16.1億円、観客動員は129万人となり、高稼働を持続[7]。1月28日までの累計で興行収入25億円、観客動員数200万人を突破した[8]。2019年1月発表の総興行収入は28.2億円となっている[9]。