22/7(ナナブンノニジュウニ)は、「デジタル声優アイドル」として活動する日本の声優ユニット・女性アイドルグループ、およびバーチャルアイドルグループ。
秋元康プロデュースのもと、ソニーミュージックとアニプレックスによってメディアミックス展開している。公式略称は「ナナニジ」[1][2]。
AKB48や乃木坂46などを手掛けてきた秋元康、音楽制作・マネジメントを行うソニーミュージック、アニメの企画・製作などを行なうアニプレックスの3者によって「デジタル声優アイドル」として企画された、キャラクターと実在のアイドルの2軸で展開されているアイドルプロジェクトである。
メンバーはキャラクターとそれを担当する声優(リアルメンバー)から構成。リアルメンバーがキャラクターの声やモーションを担当し、自身も実在のアイドルとしてライブパフォーマンスを行うなど、バーチャル/リアルそれぞれでアイドル活動しているのが特徴である。キャラクターはバーチャルアイドルとしてテレビ番組やアニメ系イベントへの出演、バーチャルYouTuber、アニメ化・ゲーム化などのメディアミックスを展開。リアルメンバーは他にSHOWROOMなどを用いた配信、各自目標にしている一般的な芸能活動や声優活動を行っている。
2016年の結成から7枚のシングルを経て2021年の1stアルバムまでを「第一章」と公称し[3]11人の定員で活動。脱退加入と2度目のオーディションにより2022年に14人体制となる。
メンバーイメージカラー[4]に沿ってグッズが制作されることがあり、発光や見映えの都合で再現が難しい色は別の色を割り当てて対応している(ブラック→ホワイト/グレー、ブラウン→グリーン)[5]。ペンライトカラーはリアルメンバーとキャラクターで共通している。グループカラーはライトブルー(英語版) であったが[6]、14人体制下の15色ライトではグラデーション発光が充てられている。公式ファンクラブ名は「ナナニジハウス」。
キャラクターのデザイン原案は1キャラごとに異なるクリエイターが担当しており、それらをメインキャラクターデザインとして堀口悠紀子が統一している。設定は漫画家の宮島礼吏が企画段階のアイデアプロット、キャラクターデザイナーのメモ、担当するリアルメンバーの人物像をリサーチし、ストーリー原案としてまとめることで作成された[7](#キャラクターに後述)。
グループ名は割り切れない円周率の近似値であり、「想像の象徴[8]」として名付けられた。命名と同時期のインタビューでは、キャラクターを作ることは「0」から「1」を創作することであり、言葉や物語は受け手が解釈することで完成するといった持論や[9]、どう進化していくか見えないところから始めたかったことを秋元は語っている[10][注 1]。キャラクターを担っていく声優という実物大とは違った特性を考え、リアルメンバーの年齢の非公表を方針にしている[9]。(ただし麻丘真央のみ、フジテレビ「めざましテレビ」への不定期出演に伴い、番組方針から生年月日が公表されている[11]。)
リアルメンバーについて記載。担当キャラクターについての詳細は「#キャラクター」を参照。
バーチャルアイドルとしての22/7のメンバー。架空の設定上、芸能事務所G.I.Pに所属している。テレビアニメに登場するメンバーの関係者は「#登場人物」を、アプリに登場するキャラクターは「#キャラクター(ゲーム)」を参照。
キャラクターの結成メンバーは河野・斎藤・佐藤・滝川・立川・戸田・藤間・丸山。新メンバーとして2018年に神木・東条・柊を、2022年に一之瀬・織原・桐生・瀬良・永峰・西浦・氷室・八神を追加している。
発表当初や2017年時点の雑誌連載『あの日の彼女たち』で掲載された紹介と、2018年のバラエティ企画での紹介、2020年のテレビアニメ・ゲームからではプロフィールや年齢が一部異なっている。アニメ・ゲーム以外でのキャラクターは基本的な設定と演技監修を踏まえたうえで裁量に任せて演じられており[14]、リアルメンバーの趣味や性格をもとに一部の設定は適宜変化している[注 2]。2022年に追加された8人は担当メンバーへのアンケートを参考にデザインされ[15][16]、リアルのプロフィールを活かした状態からスタートしている[17]。
佐藤、東条、河野、戸田、柊は2021年12月26日に配信された22/7 5TH BIRTHDAY LIVE 2021 ~ Colors of Flowers ~内にて卒業を発表[23]。演者の卒業・活動終了に合わせて立川、丸山、八神、永峰が2023年に卒業している。
キャラクターのイメージで分けられた「晴れた日のベンチ(ハッピータイプ)」「蛍光灯再生計画(セクシータイプ)」「気の抜けたサイダー(ゆるふわタイプ) 」の3つの雰囲気別ユニットが組まれている。2020年7月1日~7月15日まで行われた「22/7新ユニット投票」の結果、7月22日に配信されたオンラインフェス2020にて結成が発表された[30]。6thシングルからユニット曲が制作され、グッズ展開やバラエティでのユニット対抗企画が行われた。
2022年6月19日配信のFC限定配信ナナニジハウスにて新加入メンバーのユニット配属が決定。構成員不在だった晴れた日のベンチは総入れ替え、蛍光灯再生計画に一之瀬、氷室の加入、気の抜けたサイダーに織原が加入した。
紅組・白組のチームが組まれている。2020年から毎年秋~冬にかけメンバーが匿名でプロデュースしたテーマから投票で決定された。
一之瀬蛍、織原純佳、神木みかみ、桐生塔子、立川絢香、永峰楓、八神叶愛
斎藤ニコル、瀬良穂乃花、滝川みう、西浦そら、氷室みず姫、藤間桜、丸山あかね
2016年10月17日、秋元康が新たに”デジタルアイドルグループ”をプロデュースすることが発表された[34]。8人のキャラクターのビジュアルが公開されるとともに、その声優を選出する「デジタルアイドル声優オーディション」が開催。12月24日、応募総数10,325名の中からオーディションを勝ち抜いた声優候補11名[注 6]によって22/7が結成された[35]。
2017年2月10日発売の『月刊ニュータイプ』(カドカワ株式会社(現KADOKAWA))3月号から22/7連載企画がスタート。初回にはメインビジュアルとともに堀口悠紀子のインタビューとキャラクター8人についてのコメントが掲載された。
キャラクターには名前が用意されていたが、声優となるリアルメンバーは「名付け親募集」企画において芸名をファンから募り決定された。2月27日(“227の日“)に行われた初の11名でのSHOWROOM配信で企画を発表、2月28日から3月3日にかけての個別配信でのPRを経て、3月4日に11名で名前発表配信を行った[35]。なおこの時点で声優は脚以外の容姿を公開していない。
キャラクター紹介となる連載『あの日の彼女たち』がスタート[35]。3月14日、「22/7 朗読劇」の開催を発表[36]、抽選で100名が招待され4月21日から3度開催された。5月9日から5月19日にかけてのSHOWROOM配信にて8人のキャラクターの配役を電話で通達[37]。第2回朗読劇公演では担当が決定した8名の声優の初披露が行われた[38]。この間に初の担当ラジオ番組となる『割り切れないラジオ』(超!A&G+)がスタート。
7月22日、「”22/7”の日 初ライブイベント」開催。「アニメ化」と11人楽曲を含む「CDデビュー」がサプライズ発表。先行していた8名に続いて涼花、高辻、武田の初披露が行われた[39]。8月20日、東京都内の会場でデビュー曲「僕は存在していなかった」のミュージックビデオ完成披露試写会。9月20日のリリースに合わせて7時から22時までの15時間連続SHOWROOM配信が行われた[35]。9月21日に発売記念イベントを池袋サンシャインシティの噴水広場にて開催、11人揃ってのライブパフォーマンスを初披露[40]。
11月19日、「A&Gオールスター2017」のロビーステージに出演。12月24日に「22/7 Christmas Special Event」を開催[41]。
1月22日、SHOWROOM番組にて2ndシングル「シャンプーの匂いがした」の発売が決定。同時に発表されたイベント「22/7 割り切れないライブ~シャンプーの匂いがした~」は2月27日にディファ有明で開催され、キャラクターによるバーチャルライブも行われた[42]。3月10日から4月8日まで毎週末レコード店で「22/7 割り切れない集い-演劇編-」を開催[43]。4月11日の2ndシングルリリースに合わせて、4月13日に発売記念イベントを再び噴水広場にて開催[44]。
3月24日からキャラクターPV「あの日の彼女たち」をシリーズとして順次制作・公開している。前年からのバーチャルYouTuberブームもあって、6月14日に藤間がYouTuberとして活動を開始。7月7日、テレビ番組『22/7 計算中』(TOKYO MX/BS11/日テレプラス/AbemaTV/ニコニコ生放送)がスタート。
7月22日、「"22/7”の日『理解者』初披露!フリーライブ」をダイバーシティ東京・フェスティバル広場にて開催。帆風が正式にリーダーに就任することが発表された[45]。ライブで披露された「理解者」は8月22日に3rdシングルとしてリリースされ、合わせてYouTube中継配信で「理解者発売記念 VR生配信ライブイベント」が開催された[46]。「京都国際マンガ・アニメフェア 2018」に応援サポーターとして参加[47]。
デビュー1周年となる9月20日に「22/7 計算中 Special Event」をマイナビBLITZ赤坂にて開催。追加キャラクターとなる神木みかみ、東条悠希、柊つぼみを発表[48]。前年5月から未定のまま保留されていた声優3名にキャラクターが付き全員出揃う。
10月7日、徳島・「マチ★アソビVol.21」にライブ出演[49]。12月24日に『超A&G+「ARTIST ZONE THE CATCH」公開生放送&収録』を開催。12月27日にはSHOWROOM番組で公式略称が「ナナニジ」に決定。
1月22日 、リアルライブ「22/7 定期公演“ナナニジライブ”」の第1回を開催。以後12月まで個人コーナーを交え毎月開催、ライブの様子は毎月のSHOWROOM番組「ナナニジROOM」にて紹介された。
2月27日、SHOWROOM番組にてPS VRアプリ『メゾン22/7』の制作が発表され[50]、ナナニジライブ会場で試みられた世界初の「キャラクターバーチャルチェキ会」とともに、「AnimeJapan 2019」の22/7ブースで体験会が開かれた。アプリは4月26日から無料配信され[51]、12月には3台の4K VRカメラを用いたVRライブ生配信も行われた[52]。
6月14日、ナナニジROOMにて4thシングル「何もしてあげられない」の8月21日発売が発表。同曲は7月22日の「ナナニジフェス2019」で披露・解禁され、2年前に告知された「アニメ化」についても2020年にテレビ放送されることが発表された。「TOKYO IDOL FESTIVAL 2019」、「@JAM EXPO 2019」、「京都国際マンガ・アニメフェア 2019」にライブ参加。9月20日には前年のイベントと同じ会場の赤坂BLITZで「Anniversary Live 2019」を開催し持ち歌全曲を通しで披露。11月、北京のアニメイベント「BICAF2019」に参加[53]。
12月24日、「Birthday Event 2019」を開催し2年前の朗読劇を再演。公式ファンクラブの開設、ツアーの開催、リズムゲームアプリの配信予定を発表。花川芽衣が卒業し[54]、新メンバーとして河瀬詩が加入・担当の斎藤ニコルを引き継ぐ[55]。
1月11日からTVアニメ『22/7』を放送。主題歌を収録した5thシングル「ムズイ」を2月26日にリリースし[56]、2月27日に発売記念スペシャルライブを配信にて実施[57]。ライブは本来ツアーの東京公演であったが、新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う決定[58] が前日に出されたため無観客配信となった。後の外出自粛下ではZoomを用いた配信を行い、接触系イベントの代替となったオンライントーク会ではキャラクターによるトーク会も企画された。
5月27日、リズムゲームアプリ『22/7 音楽の時間』と主題歌「風は吹いてるか?」をリリース[59]。初のユニット結成を発表した7月22日の「オンラインフェス2020」、約一年ぶりの全キャスト出演ステージとなった9月20日の昼夜公演「Anniversary Live 2020」を挟み[60]、9月30日に同主題歌が表題曲の6thシングルを発売。5thシングルの8人曲を11人でのパフォーマンスに改め、11月13日に無観客配信ライブ「11(イレブン)」で発表[61]。
前年末から翌年にかけてニコニコチャンネルにリアルメンバーの個人番組開設が続く[62]。1月9日からテレビ番組『22/7 検算中』(TOKYO MX/BS11)を放送。2月24日に7thシングル「僕が持ってるものなら」をリリース。それに伴い2月28日に発売記念ライブを開催。同ライブをもってリーダーの帆風千春が卒業[63]。
7月14日に1stアルバム『11という名の永遠の素数』を発売[3]。プロモーションとして音楽番組に初出演[64]、一昨年の定期公演と同会場から配信ライブを開催[65]。東名阪5公演のリリースツアーを開催した。
9月20日に「ANNIVERSARY ONLINE 2021」を配信、新メンバーオーディションの実施を発表[66]。
9月30日、海乃るり、倉岡水巴の11月末、武田愛奈の12月末卒業を発表[67]。11月1日、高辻麗が度々の無断欠席により活動停止の上、契約解除[68]。
11月14日に「ANNIVERSARY LIVE 2021」を開催し全曲を披露[69]。11月24日に8thシングル「覚醒」を発売。
キャラクターは「TOKYO IDOL FESTIVAL 2021」への出演[70]に続いて、初の単独バーチャルライブ「5th BIRTHDAY LIVE 2021~Colors of Flowers~」を12月26日に開催[71]。同ライブをもって佐藤麗華、東条悠希、河野都、戸田ジュン、柊つぼみが卒業[72]。
2月27日に新メンバー8名が加入。14人体制で3月10日から東名阪ツアー「14(フォーティーン)」を開催し[73]、4月20日の追加公演で新メンバーのキャラクターを発表[74]。7月27日に9thシングル「曇り空の向こうは晴れている」を発売。
7月15日のファンクラブ会員限定公演を皮切りに全5都市8公演の「ナナニジ夏祭り」ツアーを開催。
10月22日、23日に「22/7 5thANNIVERSARY LIVE」を東京国際フォーラムホールAにて3公演開催[75]。12月24日にはバーチャルキャラクターライブ「22/7 CHARACTER LIVE -6th BIRTHDAY PARTY 2022」を開催をした[76]。
前年からの延期を経て[77][78]1月11日に10thシングル「神様だって決められない」を発売[75]。グループ初のオリコンデイリー1位を獲得[79]、ビルボードチャートでも1月9-11日間の速報値で1位を獲得[80]。2023年1月9日~15日週のシングル売上チャートで1位を獲得した[81]。
1月16日から2022年加入メンバー8人のみによる「定期公演・ナナニジライブ2023」をSHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて8公演開催[82]、従来の公演企画に加えて6年前の朗読劇をコーナー化して新たに演じている。音楽業界の感染症対策ガイドライン改定を受けて、4月以降のライブでは観客の声出しを解禁。
2月20日、雨夜音が家庭事情と学業専念のため休業[83]、8月末日をもって活動終了[84]。
3月10日から4月9日にかけて「ナナニジスプリングパレード」ツアーを東名阪福4都市5公園開催[85]。
5月24日[86]に11thシングル「僕は今夜、出て行く」発売[87]。同シングルの活動をもって宮瀬玲奈が卒業[88]。
6月4日、白沢かなえの7月末日卒業を発表。7月5日から神奈川・東名阪福の5都市6公演で開催された「ナナニジ夏祭り2023」の7/22(土)Zepp Hneda(TOKYO)夜公演は「白沢かなえ卒業スペシャル」と変更される[89]。
6月22日、河瀬詩がストーカー被害のため一時活動休止[90]。
10月13日、清井美那が体調不良のため休養[91]、11月27日、活動終了[92]。
11月7日、「22/7 LIVE at EX THEATER ROPPONGI ~ANNIVERSARY LIVE 2023~」を六本木EXシアターにて開催[93]、今までにないミュージカルテイストの公演を行う[94]。
11月22日、2ndアルバム「旅人算」を発売[95]。オリコンデイリー最高位1位、ウイークリーは3位[96]。
12月23日、「22/7 Character’s Theater 2023」を配信。さらに東京・池袋と大阪・なんばの二か所では、メンバートークショー付き劇場ライブビューイングを開催[97]。同日をもって、月城咲舞が学業専念のため一時活動休止[98]。
2月11日、3月3日の12枚目シングル発売記念オンライン特典会から、河瀬、月城2名の活動再開を発表[99]。
3月30日、途中の「検算中」および「アニメ22/7」放送による休止期間を含み5年間続いたTOKYO MXTV、BS11で放送の「計算中」が終了。
4月6日から2週の間、「春爛漫22/7スペシャル12thシングルヒット祈願」を挟み、4月20日からリアルメンバーによる新番組「計算外」がスタート。
5月1日、12枚目シングル「後でわかること」発売予定[100]。
~ANNIVERSARY LIVE 2023~
キャラクター、あるいはグループとしての出演を記載。
YouTube配信動画。
『22/7 OFFICIAL YouTube CHANNEL』にて配信。
アニメーションによるキャラクターPV。タイトルとなるキャラクターともう一人のキャラクターとの日常風景が描かれる。day05までを『22/7 OFFICIAL YouTube CHANNEL』にて配信。day06以降はアニプレックスのYouTubeチャンネルにて配信されている。 シナリオは監督の若林信と各PVの演出家が担当しているため、脚本家はクレジットされていない[118]。
2018年6月14日より藤間桜、9月20日より河野都、佐藤麗華、戸田ジュン、たまご、11月12日より斎藤ニコル、滝川みう、立川絢香、丸山あかねのYouTubeチャンネルが開設され、バーチャルYouTuberとして活動している。合計登録者数10万を目指す過程で伸び悩みもあり、2019年2月より藤間桜のチャンネルに動画投稿を一本化している。
「22/7のニコニブ」を除いてリアルメンバーが出演。
SHOWROOMで不定期に特番と企画の生配信を行っている。オーディション選抜後はリアルメンバーが出演。2020年5月からは独自番組でなくYouTube LiveのものをSHOWROOMで並行して配信することがある。
2020年1月11日から3月28日までTOKYO MXほかにて放送された[138][139]。放送前週には朝日放送テレビを除き、直前特番『22/7放送直前リハーサル』を放送した。
現実と共通するグループ結成日の2016年12月24日を起点とする物語で、キャラクターの関係や個別の背景が描かれる。劇中1年間の展開を全12話で放送、Extra Episodeの第13話をBlu-ray・DVDにOVAで収録する。
秋元の簡単なプロットを基に、脚本の永井らと協議しながら宮島が1000ページ相当のネームを描いてストーリー制作は行われた[7][140](グループ概要の#制作・方針も参照)。物語と劇中のグループ活動はキャラクターオリジナルのものだが、初ライブイベントの観客数[39] や一部の台詞[141] など現実に取材したメタフィクション的なリンクが設けられている。
作詞は総合プロデューサーの秋元康が手掛けている。
2020年1月12日から3月29日まで、『サンデーうぇぶり』にて葛西尚によるコミカライズ版『22/7+α』が連載された。テレビアニメを補完するオリジナルストーリーとなっている[148]。単行本第1巻にはキャラクターデザインの堀口悠紀子による設定資料が掲載されている。
『22/7 音楽の時間』はアニプレックスが2020年5月27日から2021年12月22日まで配信していたiOS/Android向けアプリゲーム。開発担当はハ・ン・ド。略称は「ナナオン」。
ジャンルは「アイドル育成リズムゲーム」。国家事業として運営されている芸能学校・六番町学院を舞台に、プレイヤーは22/7のクラス担当教師となってゲームを進行するという内容。
ゲームはキャラクター5人のカードでデッキを編成し、楽曲に合わせ5本のレーンに流れるノーツを的確に押して、ソロあるいはマルチ(マッチングによる協力プレイ)の「ライブ」を行う。ライブのスコアに応じた獲得ポイントでプレイヤーランクを上げ、ガチャやライブ報酬でカードや「アビリティメモリー」のレベルを強化し、より高いスコアを目指す音楽ゲームである。期間限定でスコア成績、クリア回数などを基準にしたイベントが開催される。課された条件にデッキを工夫して臨むクエストライブ[154] やスコアを競う対戦ライブ[155] も設けられている。
いくつかの楽曲に3Dモデルを使用したライブ演出が選択できる「3Dモード」を実装している。不定期に開催される「ナナニジマルチ」は、アプリ内の参加券と引き換えの抽選を経て、リアルメンバーとマルチライブが可能なベータ版機能になっている。それぞれの担当キャラクターに内包される形で、リアルメンバーのブロマイドカードも期間限定ガチャで実装されている。
ランクアップによって解放されるメインストーリー、カードに付くカードストーリーは原則ボイス付きでの収録。他にメンバー11人のキャラクターストーリー、イベントに伴うイベントストーリー、二人三脚ストーリーがある。時系列はいずれもアニメ版第13話のエンディング以降の話を描く[154]。
カバー曲を含むゲーム内のコラボレーションでAKB48の「恋するフォーチュンクッキー」の衣装が実装され、作品では「〈物語〉シリーズ」『魔法科高校の劣等生』との全体的なイベントが行われた。
ライブにはオリジナル楽曲48曲とカバー曲62曲の計110曲を使用。ゲーム主題歌は「風は吹いてるか?」。1stアルバムまでの全楽曲を収録し、ChouChouの楽曲にQ-MHzが「永遠はいらない」を制作している[158]。
カバー曲は主にFateシリーズなどのアニプレックス製作参加アニメの楽曲、48グループなどの秋元康作詞楽曲からなる。前者のアニメソングと同じSMEJのレーベルからYOASOBIのカバー[155]、それらのどれにも属していない「ゆずれない願い」「EQUALロマンス」「TRUTH〜A Great Detective of Love〜」も収録している。
キャラクター補足
Lokasi Pengunjung: 18.216.105.248