2021年のWシリーズは、Wシリーズの第2回大会。新型コロナウイルスの流行により中止された昨シーズンに代わり開催された[1]。
エントリー
以下のドライバーとチームが今シーズンのWシリーズのグリッドを構成した。全車エンジンがアルファロメオ製の1750cc 直列4気筒シングルターボエンジンを搭載したタトゥース製の「F3 T-318」のシャーシを使う[注 1]。タイヤはハンコックタイヤを使用する。
ドライバーの変更
2019年の上位12名のドライバーは全て昨シーズンに資格を得ていた為[2]、あと8名を追加することになった。その8名の枠を目指し、40名が応募したが、2019年9月16日から18日にサーキット・デ・アルメリアで行われた最初のテストに参加したのは、その内の14名のみであった[3]。2020年12月17日に18名が発表されたが、さらに発表される可能性があるとされていた[4]。2021年6月11日に5名のリザーブドライバーが発表され、2019年シーズンはドライバーであったルデスト、シフ、ウッドとイギリスF4の表彰台を獲得していたプリング、新型コロナウイルスの渡航制限のためにシーズンに参加できなかったペッパーが含まれた[5]。
チャンピオンシップの変更
ハイテック・グランプリは、2020年11月14日に新シリーズに移行する為今シーズンの参加を中止すると発表した[6]。そして、ファイン・モメンツが今シーズンを引き継ぐこととなった[7]。シリーズは、同じタトゥース「F3 T-318」のシャーシとアルファロメオ製エンジンを引き続き使用している[8]。2021年6月24日、Wシリーズは、中央が運営するシリーズ形式から、チームにドライバーを割り当て、車のカラーリングや名前をチーム別にするチーム制に移すと発表した。 2021年シーズンは非公式のチーム選手権とし、全チームは中央で運営されるが、2022年シーズンには完全にチーム構造のグリッドと正規のチーム選手権を作るというビジョンを持って臨むとされた[9]。ドライバーの技量を重視し、技術的な平等性を確保するため、18台のマシンは、様々なカラーリングとチーム名を持つものの、メカニカル的には同一であり、準備とメンテナンスはWシリーズ・エンジニアリングが管理した。当初、ドイツツーリングカー選手権からF1サポート法案に移行したため、ハンコックタイヤが今シーズンのタイヤサプライヤーから外れると報じられたが、2021年5月5日、Wシリーズはハンコックタイヤが2021年シーズンもタイヤを供給し続けると発表した[10]。
カレンダー
運営者は2020年11月12日に、シーズンがF1のサポートレースとして開催されることを発表した[11]。その後、暫定的なカレンダーが2020年12月8日に公開された[12]。F1がカレンダーに修正を加えた後、Wシリーズは初戦をポール・リカール・サーキットからレッドブル・リンクに変更した。その後、シーズン最終戦はエルマノス・ロドリゲス・サーキットからサーキット・オブ・ジ・アメリカズに変更された。
結果
レース
ドライバーズチャンピオンシップ
順位
|
1位
|
2位
|
3位
|
4位
|
5位
|
6位
|
7位
|
8位
|
9位
|
10位
|
ポイント
|
25
|
18
|
15
|
12
|
10
|
8
|
6
|
4
|
2
|
1
|
色 |
結果
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金色 |
勝者
|
銀色 |
2位
|
銅色 |
3位
|
緑 |
ポイント獲得
|
青
|
完走
|
規定周回数不足 (NC)
|
紫 |
リタイア (Ret)
|
黒 |
失格 (DSQ)
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白
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スタートせず (DNS)
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欠場 (WD)
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レース中止 (C)
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除外 (EX)
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脚注
出典
注
関連項目
外部リンク