機能停止を起こしたイタイプダム 。 2009年ブラジル・パラグアイ大停電 （英 : 2009 Brazil and Paraguay blackout ）は、2009年 11月10日 火曜日の22時15分頃に発生し、ブラジル の広範囲とパラグアイ の全域[ 1] 停電 である。世界史上、第3位の規模に及んだ停電[ 2] [ 3]
暴風雨で主要高圧送電線の変圧器3台がショートしたことが停電の発端となった。このショートで送電線が切断すると、イタイプダム の機能が完全に停止した。イタイプダムの機能停止は、完成から25年間の歴史で初めてのことであった[ 4] サンパウロ 、リオデジャネイロ 、ベロオリゾンテ 、カンポ・グランデ 、ヴィトーリア などの都市に混乱を招いた[ 5]
メトロ鉄道網が完全に麻痺したことから数千人の乗客が足止めを喰らい、バス交通は膨大な乗客を前に混乱に陥ったほか、街路灯や信号機が使えなくなり、交通事故が相次いで報告された[ 6] [ 7] [ 8]
ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァ 大統領は、非常事態委員会を設置し、停電の原因調査を開始させた[ 9] [ 10]
パラグアイ全域が被害を受けた[ 11] [ 12]
ブラジルで停電の被害が及んだ地域 全域が被害を受けた州
一部が被害を受けた州
全域が被害を受けた州 一部が被害を受けた州
