1992年バルセロナオリンピックの野球競技(1992ねんバルセロナオリンピックのやきゅうきょうぎ)は、1992年7月26日から8月5日にかけて実施された。これまで野球競技は、公開競技としての実施が続いたが、今大会より初めてオリンピック正式種目となり実施された。
日本代表チームについてはバルセロナオリンピック野球日本代表を、キューバ代表チームについてはバルセロナオリンピック野球キューバ代表を、台湾代表チームについてはバルセロナオリンピック野球チャイニーズタイペイ代表を、アメリカ合衆国代表チームについてはバルセロナオリンピック野球アメリカ合衆国代表を参照。
上位4チームが決勝トーナメントへ進出。勝率が同率となった場合、当該チーム同士の直接対決の結果、失点率で決まった。日本と台湾とアメリカが勝率.714で並んだが直接対決ではともに三つ巴の1勝1敗だったため、当該チーム同士の総失点で順位が決まった。日本は総失点が3点(台湾戦2点+アメリカ戦1点)、台湾は10点(日本戦0点、アメリカ戦10点)、アメリカは16点(日本戦7点、台湾戦9点)。これにより日本が2位、台湾が3位、アメリカが4位となった。プエルトリコとドミニカ、イタリアとスペインもともに同率で並んだがプエルトリコがドミニカに7対5で勝利しているためプエルトリコが5位。イタリアとスペインはイタリアが14対4で勝利しているためイタリアが7位。
決勝トーナメントは8月4日に準決勝が、翌5日に決勝と3位決定戦が行われた。準決勝の組み合わせは予選リーグ1位と4位、2位と3位が対戦した。