1986年の全日本ツーリングカー選手権(JTC)は、全日本ツーリングカー選手権2年目のシーズンで、1986年3月22・23日に西日本サーキットで開幕し、11月28・29日に鈴鹿サーキットで閉幕した全6戦のシリーズである。
シリーズ概要
日産はDR30型スカイラインRSで参戦し、ニスモの和田孝夫/鈴木亜久里が2勝を挙げてJTC2代目シリーズチャンピオンを獲得した。トヨタは前年から参戦中のトヨタ・カローラレビン(AE86型)に加えカローラ・FXも投入し、レビン、FXそれぞれ1勝ずつを記録した。
この年から三菱ワークスがスタリオンで参戦、ドライバーは高橋国光/中谷明彦組で1勝を挙げた。さらに翌年は2勝を挙げる活躍を見せるが、その布石のシーズンとなった。
対する外国車勢はオートビューレックのハルトゲBMW・635CSi(長坂尚樹/茂木和男組)が参戦。レイトンハウスはメルセデス・ベンツ190Eを導入し、ドライバーに萩原光と黒澤元治を起用する体制で注目されたが、4月に萩原がSUGOでの190Eテスト中の事故により死去[1]。萩原の後任として影山正彦がドライバーを務めた。
第5戦富士インターTECではヨーロッパ選手権で強さを見せているボルボで参戦したアンデルス・オロフソンとジョニー・チェコットが優勝し、ボルボはインターTEC二連覇を達成した。
スケジュール及び勝者
参照
外部リンク