1912年ストックホルムオリンピックのボート競技

1912年ストックホルムオリンピックボート競技(1912ねんストックホルムオリンピックのボートきょうぎ)は男子のみ4競技が行われた。全て7月17日(木)から19日(土)にかけてDjurgårdsbrunnsvikenで行われた[1]

競技結果

種目
シングルスカル イギリス Wally Kinnear (GBR) ベルギー Polydore Veirman (BEL) カナダ Everard Butler (CAN)
ロシア Mart Kuusik (RUS)
舵つきフォア ドイツ ドイツ (GER)
Albert Arnheiter
Hermann Wilker
Rudolf Fickeisen
Otto Fickeisen
Karl Leister[2]
イギリス イギリス (GBR)
Julius Beresford
Karl Vernon
Charles Rought
Bruce Logan
Geoffrey Carr
デンマーク デンマーク (DEN)
Erik Bisgaard
Rasmus Frandsen
Mikael Simonsen
Poul Thymann
Ejgil Clemmensen
舵つきフォア・インリガー デンマーク デンマーク (DEN)
Ejler Allert
Christian Hansen
Carl Møller
Carl Pedersen
Poul Hartmann
スウェーデン スウェーデン (SWE)
Ture Rosvall
William Bruhn-Möller
Conrad Brunkman
Herman Dahlbäck
Leo Wilkens
ノルウェー ノルウェー (NOR)
Claus Høyer
Reidar Holter
Max Herseth
Frithjof Olstad
Olav Bjørnstad
エイト イギリス イギリス (GBR)
Leander
Edgar Burgess
Sidney Swann
Leslie Wormald
Ewart Horsfall
James Angus Gillan
Stanley Garton
Alister Kirby
Philip Fleming
Henry Wells
イギリス イギリス (GBR)
New College, Oxford
William Fison
William Parker
Thomas Gillespie
Beaufort Burdekin
Frederick Pitman
Arthur Wiggins
Charles Littlejohn
Robert Bourne
John Walker
ドイツ ドイツ (GER)
Berlin
Otto Liebing
Max Bröske
Max Vetter
Willi Bartholomae
Fritz Bartholomae
Werner Dehn
Rudolf Reichelt
Hans Matthiae
Kurt Runge

銅メダル

銅メダルはどの競技でも準決勝で敗退した選手には授与されず、代わりにdiploma of meritが授与された。IOCのデータベースには現在全ての競技の銅メダル獲得者が入っているが、これが彼らのための見落としなのか、遡及的な変更が行われたのかどうかは定かではない。

ストックホルムのクラブのボートハウス
Leander Clubのイギリスのエイト

アマチュアの定義

ボート競技の定義では

アマチュアとは、

  • トレーナーとして報酬を得たことがない
  • 賞金の出る競技をしたことがない
  • 報酬をもらって競技をしたり公開したことがない
  • プロに対抗して競技をしたり公開したことがない
  • 競技で得た商品を売ったり、交換したり、質に入れたり、貸し出したりして、金銭的な利益を得たことがない

と定義された。アマチュアはレースまたは展示会に参加するときには、アマチュアとしての地位を失わずに旅費と宿泊費を所属もしくは同意を得たクラブ、もしくは前記クラブの許可を得て競技や展示会を主催するクラブから受け取ることが認められていた。ただし、このような旅費の支払いは、その競技会で代表しているクラブを通じてのみ行うことができる。いかなる競技者もこのような支払いから金銭的利益を得ることは許されていない。

プロフェッショナルは、アマチュアの競技会や展示会に参加してはならず、審判やその他の役職においても同様である。プロフェッショナルとは船員、漁師またはその他の立場の人で、何らかの形で競技への召集があり、競技開催前の2年以内に漕ぎに従事していた者のことである。

参加国

14の国から185人(*)が参加した。

(*) 注: 舵つきフォアの2人のドイツの舵取りがカウントされている。

各国メダル数

国・地域
1 イギリス イギリス 2 2 0 4
2 デンマーク デンマーク 1 0 1 2
ドイツ ドイツ 1 0 1 2
4 ベルギー ベルギー 0 1 0 1
スウェーデン スウェーデン 0 1 0 1
6 カナダ カナダ 0 0 1 1
ノルウェー ノルウェー 0 0 1 1
ロシア ロシア 0 0 1 1

脚注

  1. ^ Rowing at the 1912 Stockholm Summer Games”. Sports Reference. 22 July 2018閲覧。
  2. ^ ドイツチームは1回戦終了後に舵取りを変更した。しかし、Otto Maierが1回戦に参加してKarl Leisterが残りの試合に出場したのか、Karl Leisterが1回戦に参加してOtto Maierが残りに出場したのかが不明である。しかし、IOCのメダルデータベースでは金メダルはKarl Leisterのみとされている。

外部リンク