『12×5』(トゥエルブ・バイ・ファイヴ)は、ローリング・ストーンズのアメリカにおけるセカンド・アルバム。
解説
ヒット作となったデビュー・アルバムに引き続き、その内容の多くはR&Bのカヴァーであったが、ナンカー・フェルジ名義でのミック・ジャガーとキース・リチャーズ共作の3曲が含まれている。
1964年6月にイリノイ州シカゴで行われたチェス・スタジオでのセッションの後、イギリスでの配給元であるデッカ・レコードは5曲入りのEP、『ファイヴ・バイ・ファイヴ』を発売した。しかしながらEPはアメリカでは一般的ではなかったため、ロンドン・レコードは7曲を加えてアルバムとして発売することとなった。アルバムタイトルの『12×5』は、「12曲を5人で演奏した」という意味である。デッカ・レコードは本作の写真を使用し、1965年始めに『ザ・ローリング・ストーンズ No.2』を発売している。
『12×5』はファースト・アルバムよりも短期間でヒットし、チャート3位に到達、ゴールド・アルバムとなった。
2002年8月に本作はアブコ・レコードよりリマスターされた上で、SACDとのハイブリッドCDとしてデジパック仕様で再発された。2006年3月16日に紙ジャケットで再発売された。
収録曲
- アラウンド・アンド・アラウンド - Around And Around (Chuck Berry) 3:03
- コンフェッシン・ザ・ブルース - Confessin' The Blues (Jay McShann/Walter Brown) 2:47
- エンプティー・ハート - Empty Heart (Nanker Phelge) 2:37
- タイム・イズ・オン・マイ・サイド - Time Is On My Side (Norman Meade) 2:53
- グッド・タイムズ、バッド・タイムズ - Good Times, Bad Times (Mick Jagger/Keith Richards) 2:30
- イッツ・オール・オーヴァー・ナウ - It's All Over Now (Bobby Womack/Shirley Jean Womack) 3:26
- 南ミシガン通り2120 - 2120 South Michigan Avenue (Nanker Phelge) 2:08(オリジナルLP) / 3:38(現行CD)
- ロング・ヴァージョンは2002年のリマスターで初収録されたが、以前はブートレグでしか聞かれなかった。
- なぎさのボードウォーク - Under The Boardwalk (Arthur Resnick/Kenny Young) 2:46
- コングラチュレーション - Congratulations (Mick Jagger/Keith Richards) 2:29
- グロウン・アップ・ロング - Grown Up Wrong (Mick Jagger/Keith Richards) 2:05
- イフ・ユー・ニード・ミー - If You Need Me (Robert Bateman/Wilson Pickett) 2:04
- スージーQ - Susie Q (Eleanor Broadwater/Stan Lewis/Dale Hawkins) 1:50
外部リンク
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代表曲 | |
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アルバム |
UK スタジオ・アルバム (1964–1967) | |
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US スタジオ・アルバム (1964–1967) | |
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スタジオ・アルバム (1967–現在) | |
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コンピレーション | |
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