『黒の斜面』(くろのしゃめん)は、1971年制作の日本のサスペンス映画、及びそのテレビドラマ・リメイク。
映画
松竹・俳優座提携作品である。
あらすじ
ダイバ物産営業係長の辻井喬は、失恋を苦に自殺を図ろうとしていた川上妙子という女性を救ったことをきっかけに彼女と情事を重ねていたが、やがて昇格の話が持ち上がったことから、関係を清算したいと思うようになる。
ある日、辻井は出張で会社の金3000万円を持って最終の飛行機で大阪に向かうため羽田へ行ったが、待ち受けていた妙子に口説かれて、出発を翌朝に変更した。
しかし、その最終便の飛行機が途中で三河湾に墜落、全員死亡したことで、喬の歯車が狂い始める…。妻の圭子は墜落現場近くの西浦温泉へ駆けつけるが、いつまでたっても夫の遺体が見つからない。捜索を続けるうち、夫の代わりに搭乗したという男の妻が現れ、圭子は夫の生存を確信する。
キャスト
テレビドラマ
日本テレビ版
1971年2月16日から3月23日まで、日本テレビ系列「火曜日の女シリーズ」で「オパールとサファイア」のタイトルで放送された。全6回。初のテレビドラマ化と共に、唯一の「1時間作品」・「連続作品」である。
キャスト
※市原と滝田は映画版にも出演。
スタッフ
TBS版
1982年5月22日に、TBS系列「ザ・サスペンス」枠で「愛の殺人切符 最終便は裏切りの罠」のタイトルで放送された。
キャスト
スタッフ
フジテレビ版
1989年12月29日にフジテレビ系列「男と女のミステリー」枠で放送(21:03 - 23:22)。3作目にして初の原作タイトルでの放送。
キャスト
スタッフ
テレビ朝日版
2016年1月24日にテレビ朝日系列「日曜エンターテインメント」枠で放送。
ラストは主演の檀れいのアイデアにより、映画と大きく異なっている[1]。
キャスト
スタッフ
脚注
外部リンク
- 映画
- 日本テレビ版
- TBS版
- フジテレビ版
- テレビ朝日版