『黒い絨毯』(くろいじゅうたん、原題:The Naked Jungle)は、1954年制作のアメリカ合衆国のホラー・パニック映画。『黒い絨氈』との表記もある。
南米アマゾン川上流の開拓地を舞台に、人喰いアリの大群と農園主の戦いを描いたホラー・パニック映画。カール・スティーヴンソン原作の小説“Leiningen Versus the Ants”の映画化。『宇宙戦争』のジョージ・パル製作、バイロン・ハスキン監督。
あらすじ
1901年、アメリカ人女性ジョアンナは南米アマゾン川上流の奥地で農園を経営するクリストファー・レニンジェンと結婚するため、この地にやってきた。
ある夜、レニンジェンのところへ役人が訪れてきた。役人から上流に事変が起こった知らせを受けて、レニンジェンは役人と共に調査に出る。彼の意固地さを見てとても一生添いとげられないと思いアメリカに帰る気になったジョアンナも途中まで同行するが、とある集落で彼らは恐るべき事態を知る。
それはマラブンタと呼ばれる人喰いアリ(架空の人喰いアリ、モデルはグンタイアリ)が数百年ぶりの集団移動が始めたというものであった。マラブンタは移動する際、通り道にある動植物をことごとく喰いつくしてしまう恐るべきアリであった。
レニンジェン達は農園を守るべく急いで引き返し、マラブンタの侵入を防ぐため様々な防御策を施すが、マラブンタはそれを破ってついに農園の敷地内に侵入してくる。追いつめられたレニンジェン達は、最後の手段をとる。
キャスト
地上波放送履歴
その他
マラブンタの襲撃とその撃退法のシーンは、テレビドラマ『冒険野郎マクガイバー』第6話「失われた大地」(1985年)にそっくりフィルムごと流用された[2][3]。
脚注
外部リンク