鷲宮神社(わしのみやじんじゃ、わしみやじんじゃ)とは、神社の名称。
大鳥大社(大阪府堺市)を総本社とする大鳥信仰の神社であるが、鷲宮神社は特に埼玉県久喜市に鎮座する鷲宮神社を本社とする、関東のお酉様信仰の神社である場合が多い。久喜市の鷲宮神社は藤原秀郷流太田氏の太田荘総社であったため、中川流域を中心に多数の分社が存在するが、それ以外の地域の鷲宮神社は、前述のとおり他の大鳥信仰の神社の分社であり久喜市の鷲宮神社との関係はない場合もある。
なお、西側の荒川流域には氷川神社、元荒川流域には久伊豆神社、東側・北側の利根川・江戸川流域には香取神社が多数分布している。合祀による鷲香取神社や香取鷲神社もまれに見られる。また、「宮」は「神社」を意味するため、現代では鷲神社や日鷲神社を称していても、旧称や通称が「鷲宮」である場合は多い。例として、東京都台東区の鷲神社[1]や茨城県土浦市の鷲神社[2]、福島県南相馬市の日鷲神社などがある。
宗教法人としては全国に鷲宮神社が22社、鷲宮社が2社存在する。