鶴尾神社(つるおじんじゃ)は、香川県高松市にある神社である。同市鶴尾地区の氏神であり、土居の宮の別称で呼ばれる。
歴史
大同年間(806年 - 809年)に創祀され879年(元慶3年)、鶴尾八幡宮と呼ばれるようになる。その後仁和年間(885年 - 888年)に現在地より南東に約1.2kmの地に奉還、社殿が営築され土居之宮と呼ばれるようになる。1691年(元禄4年)、再び現在地に遷座し鶴尾神社と呼ばれるようになった。1873年(明治6年)、郷社に列格した。
鶴尾の由来
「鶴尾」という名称の由来は、鶴尾地区から見える峰山が「鶴が羽根を広げたよう」に見えたことが起源とされている[1]。その後この地区にあった香川郡鷺田村が高松市に合併すると、かつての鷺田村小学校が高松市立鶴尾尋常小学校(現・高松市立鶴尾小学校)に改名され、高松市内の地区名として「鶴尾」が使用されるようになる。
古墳
境内には香川県最古の古墳で古墳時代前期の「鶴尾神社4号墳」があり、石室から出土した鏡(獣帯方格規矩四神鏡)は国の重要美術品に認定されている。
参考文献
関連項目