鮫肌 文殊(さめはだ もんじゅ、1965年10月16日 - )は、日本の放送作家、エッセイスト。兵庫県神戸市出身[1][2]で、本名は井上 英樹(いのうえ ひでき)。古舘プロジェクトに所属。
人物・経歴
高校時代にパンクバンド「捕虜収容所」のボーカル担当として活動しながら、雑誌『ビックリハウス』の投稿コーナーで常連となる。高校3年時の1984年、投稿小説で同誌のエンピツ賞を第17回と第18回に連続受賞し、投稿漫画で第1回カートゥーン大賞を受賞する。同年の第8回日本パロディ展[3]のパフォーマンス部門は落選して同誌での3冠はならなかった。
近畿大学在学中の19歳時、短編小説集『父しぼり』を発表[1]し、NHK大阪放送局の若者向け討論番組[どれ?]にパネラーとして出演[1]。同番組で中島らもと共演したことをきっかけに、中島が出演していたテレビ番組『なげやり倶楽部』のブレーンとして勧誘され[1]コント台本を執筆する。番組終了後は「捕虜収容所」としての活動と並行しミニコミ誌にエッセイを執筆[1]した。
大学卒業後の1990年、中島らもと親交のあった松尾貴史にスカウトされ、松尾が在籍する古舘プロジェクトに放送作家として所属[1][4]。その後は、全国ネット番組を多数手がけることとなった。現在は古館プロジェクトが主催する放送作家養成セミナー「アングル」で講師を務めている。
中島らもとの関わり
出演番組
- 輝け!ロック爆笑族2 (フジテレビ関東ローカル 1993年) - 捕虜収容所のボーカル役
- 輝け!ロック爆笑族3 (フジテレビ関東ローカル 1994年) - 捕虜収容所のボーカル役、奥さんがもんじぇと言う名前で出演していた。
担当番組
過去に担当
著書
- 単著
- 父しぼり - 長征社、1985.5
- 鮫肌文殊の俺テレビ - メディアワークス、2000.5
- 放送作家のススメ - 幻冬舎、2005.10
- らぶれたあ オレと中島らもの6945日 - 講談社、2016.11
- 共著(括弧内は共著者)
- It's only a talkshowシリーズ(中島らも)
- イッツ・オンリー・ア・トークショー - メディアファクトリー、2003.3
- ひそひそくすくす大爆笑 It's only a talkshow2 - メディアファクトリー、2004.2
- 中島らもの誰に言うでもない、さようなら It's only a talkshow3 - メディアファクトリー、2005.3
- ニッポンの少数民族 爆笑!レポート たしかに居る!街で見かけた“ヘンな人たち”(山名宏和) - 宝島社、2003.12
- 空気の壁 空気を読める人読めない人(山名宏和) - 太田出版、2004.10
- アイデアマンになる 企画時代を乗り切る発想術(樋口卓治、山名宏和との「古舘プロジェクトブレーン集団『アングル』」名義) - ソフトバンククリエイティブ、2005.12
脚注
関連項目
外部リンク