高野 喜久雄(たかの きくお、1927年(昭和2年)11月20日 - 2006年(平成18年)5月1日)は日本の詩人、数学者。新潟県佐渡出身。
宇都宮農専卒。神奈川県立高等学校教諭(数学)を勤めていた。2006年5月1日、神奈川県鎌倉市の自宅にて死去。
長男高野明彦は国立情報学研究所教授。
荒地同人に参加。詩集はイタリア語にも訳され、高い評価を得ている。現代日本の代表的な合唱曲の一つ「水のいのち」(高田三郎作曲)などの作詞でも知られる。
数学関連では「πのarctangent relationsを求めて」(bit、1983年4月号、83-91ページ)を著している。高野喜久雄の公式と言い、2002年金田康正が日立のスーパーコンピュータを用いて円周率 π を小数第1兆2411億位まで計算した時に用いた。
著書
- 『独楽』(中村書店、1957年)
- 『存在』(思潮社、1961年)
- 『闇を闇として』(思潮社、1964年)
- 『高野喜久雄詩集』(思潮社、1966年)
- 『高野喜久雄詩集』〈現代詩文庫〉(思潮社、1971年)
- 『出会うため』(思潮社、1995年)
外部リンク
脚注