養父村(やぶむら)は、かつて愛知県知多郡にあった村。
現在の東海市南部(養父町など)である。
歴史
現・東海市養父町周辺は、平安中期には既に藪荘と呼ばれていた。釈迦御堂古墳が存在したことや968〜970年(安和年間)に仙養山三十六院の本坊である安楽寺が草建されたことから、古くから集落があったことは確実である。
- 1876年(明治9年) - 地租改正に伴い、横須賀村(町方、高横須賀)と合併し、龍岡村となる。同年、横須賀村に改称。
- 1882年(明治15年) - 横須賀村から旧・藪村の地域が、養父村として分立する。
- 1889年(明治22年)10月1日 - 町村制により、養父村が発足。養父村役場設置。
- 1906年(明治39年)5月1日 - 横須賀町、加木屋村、高横須賀村、大田村と合併し、横須賀町発足。同日養父村は廃止。
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会編 『角川日本地名大辞典 23 愛知県』 角川書店、1989年
- 横須賀町史編集委員会『横須賀町史』横須賀町役場、1969年
関連項目