銭 弘佐(せん こうさ)は、十国呉越の第3代王。文穆王銭元瓘の六男。
生涯
温厚な性格で読書を好み、漢詩に長じていた。
天福6年(941年)、父王の薨去にともない王位を継承し、後晋により呉越国王に封じられた。開運2年(945年)には閩に出兵し南唐とその版図を二分し、福州を占拠している。天福12年(947年)に20歳で薨去した。子が幼少であったため、七弟の銭弘倧が後を継いだ。
家族
父母
- 祖父:銭鏐
- 祖母:昭懿夫人陳氏
- 父:銭元瓘
- 母:仁恵夫人許氏
妻妾
男子
銭弘佐を主人公とする作品
伝記資料
- 『呉越備史』巻3 忠献王
- 『十国春秋』巻80 呉越4 忠献王世家
- 『旧五代史』巻133 世襲列伝2