鈴木 重靖(すずき しげやす、1925年4月27日 - 2021年1月19日)は、日本の経済学者。山口大学名誉教授。広島経済大学名誉教授。国際貿易論専攻。東京都文京区出身。経済学博士(1968年、京都大学で取得)。
略歴
出典[1]
- 1925年4月27日 生
- 1947年3月 旧制浦和高等学校卒業[2]
- 1950年
- 1951年3月 山口大学経済学部助手
- 1954年9月 山口大学経済学部講師
- 1956年11月 山口大学経済学部助教授
- 1967年4月 山口大学経済学部教授
- 1968年7月 経済学博士(京都大学)論文の題は「社会主義貿易論」[3]
- 1970年7月 イギリス、チェコスロバキア留学(昭和46年(1971年)6月まで)
- 1980年4月 山口大学評議員(昭和57年(1982年)3月まで)
- 1982年4月 山口大学経済学部長(昭和61年(1986年)3月まで)
- 1986年4月 山口大学評議員(平成元年(1989年)3月まで)
- 1989年
- 1991年11月 広島経済大学大学院経済学研究科(博士課程)研究科長(平成7年(1995年)3月まで)
- 2001年
- 3月 広島経済大学退任
- 4月 広島経済大学名誉教授
- 2002年11月 勲三等旭日中綬章受章[4]
- 2021年1月19日 老衰のため、山口県防府市の病院で死去[5]。死没日をもって正四位に叙される[6]。
学会および社会における活動
出典[1]
- 1959年5月 中四国商経学会会員(現在まで)
- 1960年4月 国際経済学会会員(現在まで)
- この間、1972年4月1日より1988年3月31日まで同学会理事、1988年4月1日より1990年3月31日まで同学会常任理事を歴任
- 1970年4月 比較経済体制学会(旧名 社会主義経済学会)会員(現在まで)
- 1975年4月 ロシア東欧学会会員(1995年まで)
著書
出典[1]
単著
- 『国際価値と国際価格』(山口大学経済学会、1965年11月)
- 『社会主義貿易論』(有斐閣、1967年7月)
- 『社会主義と外国貿易』(山口大学東亜経済学会、1978年5月)
- 『現代社会主義貿易論』(有斐閣、1981年5月)
共著
- 『社会主義経済学の生成と発展』(青木書店、1965年9月)
- 『現代資本主義と社会主義』(有斐閣、1973年1月)
- 『世界経済と帝国主義』(有斐閣、1973年5月)
- 『社会主義経済論』(有斐閣、1975年1月)
- 『テキストブック・世界経済』(有斐閣、1982年11月)
- 『マルクス経済学と世界経済』(有斐閣、1983年9月)
- 『社会主義経済論』(有斐閣、1986年10月)
- 『現代貿易理論の解明』(大月書店、1987年2月)
- 『グローバリズムの衝撃』(東洋経済新報社、2001年4月)
辞典
出典[2]
- 『岩波経済学辞典(社会主義世界経済体制・国営貿易・ルーブル)』(岩波書店、1965年9月)
- 『社会科学大辞典(社会主義世界市場・東西貿易)』(鹿島研究所出版、1969年8月)
- 『経済学用語の基礎知識(社会主義圏貿易)』(有斐閣、1974年8月)
- 『大月経済学辞典(最恵国待遇・社会主義国際分業・東西貿易)』(大月書店、1979年4月)
- 『岩波経済学辞典 第2版(国営貿易)』(岩波書店、1979年6月)
脚注
- ^ a b c 『広島経済大学経済研究論集 第24巻 第4号(鈴木重靖教授 退任記念号)』(広島経済大学経済学会、2002年3月)
- ^ a b 『山口経済学雑誌 第38巻第3・4号(鈴木重靖教授 退官記念号)』(山口大学経済学会、1989年7月)
- ^ 博士論文書誌データベース
- ^ 「2002年秋の叙勲 勲三等以上と在外邦人、外国人叙勲の受章者一覧」『読売新聞』2002年11月3日朝刊
- ^ 鈴木重靖さん死去 山口大名誉教授、国際貿易論 - 東京新聞 TOKYO Web 2021年1月22日
- ^ 『官報』第441号9頁 令和3年3月1日号