酒井 シヅ(さかい しづ、1935年6月22日[1]- )は、日本の医史学者である。前日本医史学会理事長。順天堂大学名誉教授。静岡県静岡市出身。
人物
三重県立大学医学部卒業、1967年東京大学大学院医学研究科博士課程修了、「サルの皮質視床線維の終止部位について 中心前回並に中心後回を中心にして」で医学博士。
1969年に順天堂大学助手、75年講師、助教授、第2代医史学教授となる。2001年客員教授となり2008年に同大学の特任・名誉教授となる。2014年に本郷キャンパス内に開館した「日本医学教育歴史館」の館長も併任し、医史学の研究を続けている。
NHK大河ドラマ「花神」「獅子の時代」「八重の桜」等、漫画「JIN-仁-」及びそのドラマ化作品(TBS)等で医学考証を担当した。
著作
- 『日本の医療史』東京書籍、1982
- 『医学史への誘い 医療の原点から現代まで』診療新社 2000
- 『病が語る日本史』講談社、2002/講談社学術文庫 2008
- 『絵で読む江戸の病と養生』講談社、2003
- 『すらすら読める蘭学事始』講談社、2004
共編著
翻訳など
- 元版はヨハン・アタン・キュルムス『ターヘル・アナトミア』のオランダ語版
脚注
関連人物
外部リンク