西脇 雅仁 (にしわき まさひと、 1984年10月6日 - )は、北海道釧路市出身の元プロアイスホッケー選手。
経歴
釧路緑ヶ岡高校卒業後、早稲田大学へ進学。
2004年にアジアリーグアイスホッケーの日本製紙クレインズに入団した。
2007年にアジアリーグでクレインズが優勝。 また、2006年と2007年には、全日本アイスホッケー選手権大会で優勝する。
アジアリーグでの活躍により、ECHLのデイトン・ボンバーズに移籍するが、僅か1年で帰国。
古巣日本製紙クインズへ復帰。 2009年と2014年のアジアリーグ優勝、2010年、2011年、2012年と全日本選手権大会で優勝し3連覇を達成。
2015年9月26日のチャイナ・ドラゴン戦でアジアリーグ通算150ゴールを達成。(リーグ史上8人目)。シーズン中に開催された全日本選手権では優勝を果たした。
2019年11月3日のH.C.日栃木光アイスバックス戦で通算500試合出場。
ひがし北海道クレインズとなった2020年、2021年と全日本選手権大会で優勝し連覇に貢献。
2022年1月7日に2021-22シーズンをもって現役を引退し、11日に記者会見を行い、30日の釧路で開催されるホームゲーム最終戦で引退セレモニーを行うことが発表された[1]。1月21日に引退セレモニーが実施される予定であった1月30日の試合がCOVID-19の影響で中止されることが発表された[2]。
国際大会
日本代表としてはジュニア世代に 2000年アイスホッケーU18世界選手権グループBに、2000年アイスホッケーU20世界選手権プールC及びU20世界選手権ディビジョンIIに2001年と2002年に出場している。
フル代表においては世界選手権大会ディビジョンIにいおいて2005, 2006, 2007, 2008, 2009, 2010年、2014年、2015年、2016年[3]に出場。 2014年の世界選手権では10年ぶりのトップディビジョン返り咲きを狙ったが、僅かにオーストリアより下回り、果たすことが出来なかった。
アジア冬季競技大会では2007年および 2011年に金メダルと銀メダルを獲得。 2017年大会では日本はカザフスタン、韓国に次ぐ銅メダルに終わる。[4][5] 冬季オリンピック予選においても2010年バンクーバー大会、2014年ソチ大会、2018年平昌大会いずれも中心選手の一人であった。
詳細情報
個人成績
|
|
定期戦
|
|
プレーオフ
|
シーズン
|
チーム
|
リーグ
|
GP
|
G
|
A
|
Pts
|
PIM
|
GP
|
G
|
A
|
Pts
|
PIM
|
2004/05
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
0
|
0
|
0
|
0
|
|
|
|
|
|
|
2005/06
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
38
|
28
|
26
|
54
|
|
|
|
|
|
|
2006/07
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
34
|
24
|
21
|
45
|
34
|
|
|
|
|
|
2007/08
|
デイトン・ボンバーズ
|
ECHL
|
64
|
14
|
17
|
31
|
44
|
|
|
|
|
|
2008/09
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
33
|
10
|
10
|
20
|
34
|
|
|
|
|
|
2009/10
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
36
|
16
|
13
|
29
|
24
|
9
|
3
|
3
|
6
|
20
|
2010/11
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
36
|
10
|
24
|
34
|
46
|
4
|
1
|
2
|
3
|
6
|
2011/12
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
33
|
10
|
9
|
19
|
34
|
3
|
0
|
0
|
0
|
4
|
2012/13
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
42
|
14
|
14
|
28
|
62
|
4
|
0
|
1
|
1
|
8
|
2013/14
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
42
|
14
|
21
|
35
|
44
|
7
|
3
|
1
|
4
|
2
|
2014/15
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
48
|
17
|
22
|
39
|
32
|
|
|
|
|
|
2015/16
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
44
|
16
|
31
|
47
|
28
|
5
|
1
|
4
|
5
|
0
|
2016/17
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
31
|
7
|
14
|
21
|
18
|
2
|
0
|
0
|
0
|
16
|
2017/18
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
28
|
4
|
5
|
9
|
18
|
|
|
|
|
|
2018/19
|
日本製紙クレインズ
|
ALIH
|
34
|
4
|
3
|
7
|
20
|
4
|
9
|
1
|
1
|
2
|
2019/20
|
ひがし北海道クレインズ
|
ALIH
|
35
|
4
|
10
|
14
|
36
|
|
|
|
|
|
ALIH 通算
|
514
|
178
|
223
|
401
|
476
|
58
|
17
|
20
|
37
|
96
|
ECHL通算
|
64
|
14
|
17
|
31
|
44
|
|
|
|
|
|
タイトル
- 2004年:関東大学アイスホッケー選手権にて最優秀選手賞
- 2004年:関東大学アイスホッケーリーグ戦にて最多ポイント王、ベストFW
受賞
- 2003年:関東大学アイスホッケーリーグ戦1部リーグにて、早稲田大学優勝
- 2004年: 第53回関東大学アイスホッケー選手権Aグループにて、早稲田大学優勝
- 2004年:関東大学アイスホッケーリーグ戦1部リーグにて、早稲田大学準優勝
- 2006年: 第73回全日本アイスホッケー選手権大会にて、 日本製紙クレインズ優勝[6]
- 2007年:アジアリーグアイスホッケーにて日本製紙クレインズ優勝
- 2007年:第74回全日本選手権大会にて日本製紙クレインズ優勝[7]
- 2008年:第75回全日本選手権大会にて日本製紙クレインズ準優勝[8]
- 2009年:アジアリーグアイスホッケーにおいて日本製紙クレインズ優勝
- 2009年:第76回全日本選手権大会にて日本製紙クレインズ準優勝[9]
- 2010年:第77回全日本選手権大会にて日本製紙クレインズ優勝[10]
- 2011年:第78回全日本選手権大会にて日本製紙クレインズ優勝[11]
- 2012年:第79回全日本選手権大会にて日本製紙クレインズ優勝[12]
- 2012年:第80回全日本選手権大会にて日本製紙クレインズ準優勝[13]
- 2014年:アジアリーグアイスホッケー において日本製紙クレインズ優勝
- 2015年:第83回全日本選手権大会にて日本製紙クレインズ準優勝[14]
- 2020年:第88回全日本選手権大会にてひがし北海道クレインズ優勝[15]
- 2021年:第89回全日本選手権大会にてひがし北海道クレインズ優勝[16]
国際大会
国際大会
日本代表において
年
|
チーム
|
ディビジョン
|
GP
|
G
|
A
|
Pts
|
PIM
|
2005年
|
日本
|
世界選手権Div. I
|
5
|
3
|
2
|
5
|
0
|
2006年
|
日本
|
世界選手権Div. I
|
5
|
1
|
2
|
3
|
4
|
2007年
|
日本
|
世界選手権Div. I
|
5
|
4
|
2
|
6
|
6
|
2008年
|
日本
|
世界選手権Div. I
|
5
|
2
|
0
|
2
|
2
|
2009年
|
日本
|
世界選手権Div. I
|
5
|
1
|
2
|
3
|
8
|
2010年
|
日本
|
世界選手権Div. I
|
5
|
1
|
0
|
1
|
0
|
2014
|
日本
|
世界選手権Div. I
|
5
|
1
|
1
|
2
|
4
|
2015
|
日本
|
世界選手権Div. I
|
5
|
0
|
3
|
3
|
4
|
2016年
|
日本
|
世界選手権Div. I
|
5
|
1
|
1
|
2
|
4
|
通算
|
35
|
13
|
9
|
22
|
24
|
脚注
外部リンク