西沢 信孝(にしざわ のぶたか、1940年3月8日 - 2015年3月4日[1])は、熊本県出身の日本のアニメーション監督、アニメプロデューサーである。東映アニメーションを経て、フリー。
代表作にテレビアニメ版『銀河鉄道999』、『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』、『SLAM DUNK』など。
来歴
日本大学芸術学部映画学科在学中は、東京放送(TBS)でラジオの仕事のアルバイトをし、卒業後は新聞社に入社し、2430!名義で競馬の予想記者をする[2]
もすぐに退社。1964年、東映動画(現・東映アニメーション)の助監督の募集に応募して入社。同期は、葛西治と茂野一清。白川大作に師事し、翌年(1965年)『ハッスルパンチ』の4話で演出デビュー[2]。1974年に『マジンガーZ対暗黒大将軍』で初の劇場作品の監督を手がける[2]。
以降、数多くの東映動画作品の演出を手掛けた。特に1986年からのOVA『湘南爆走族』は14年間続ける長期シリーズとなり、自身、非常に満足した作品だという。1995年4月に旗野義文プロデューサーの死去に伴い、テレビアニメ『SLAM DUNK』の62話からプロデューサーに昇格し、製作部から企画部へ異動[2]。テレビアニメでは一番好きかも知れないという『地獄先生ぬ〜べ〜』や『遊☆戯☆王』『まもって守護月天!』『ハニ太郎です。』などのプロデュースも手掛けている。
2000年に東映アニメーションを定年退職してからは、フリーの演出家として活動していた。
作品リスト
参考文献
- 「この人に話を聞きたい 第28回」『アニメージュ』2001年2月号、徳間書店
- 『日本映画・テレビ監督全集』キネマ旬報社、1988年
- 「ロボットアニメを作った男たち」『不滅のスーパーロボット大全 マジンガーZからトランスフォーマー、ガンダムWまで徹底大研究』二見書房、1998年、134p
脚注