西 恭之 (にし たかゆき、1974年 6月 - )は、日本 の国際政治学者。学位 は博士 (シカゴ大学 ・2009年 )。特定非営利活動法人 国際変動研究所主任研究員 、静岡県立大学 グローバル地域センター特任准教授 。
来歴
生い立ち
1974年 6月 に生まれた[ 1] 。アメリカ合衆国 カリフォルニア州 のスタンフォード大学 に進学し、政治学科 にて学んだ[ 2] [ 3] 。1996年 6月 、スタンフォード大学を卒業した[ 3] 。その後、ニューヨーク州 のコロンビア大学 にて大学院 に進学した[ 2] [ 3] 。1997年 5月 、コロンビア大学より政治学 の修士号 を取得した[ 3] 。なお、後年、シカゴ大学 の大学院にて学び、2009年 8月 に政治学の博士号 を取得している[ 3] [ 4] 。
主な活動
コロンビア大学大学院修了後、1997年5月から1998年 9月 にかけて、政治家秘書を務めた[ 5] 。衆議院議員 である藤田幸久 の下で働いた[ 5] 。シカゴ大学大学院修了後は、軍事 アナリスト である小川和久 が設立した国際変動研究所に勤務することになり、2009年10月 より主任研究員 を務めている[ 5] 。また、静岡県立大学 が設置したグローバル地域センターにおいては、2012年 6月 より特任助教 を務めている[ 5] 。2020年10月、特任准教授。
研究
国際 安全保障論 や危機管理 といった分野において、言論活動を行っている[ 6] 。具体的には、アメリカ合衆国における国家戦略 、軍事戦略 、作戦 思想 などについて論じるとともに、日本 とアメリカ合衆国との同盟 関係 についても論じている[ 7] 。また、防災 や危機管理の体制について、国際比較 などを行っている[ 7] 。静岡県立大学のグローバル地域センターにおいては、特任教授の小川和久とともに、地震 などの自然災害 や原子力発電 に対する静岡県の危機管理体制の研究 に従事している[ 8] [ 9] 。その一環として、小川とともに津浪 に対する避難施設について現地調査を実施し、その状況を取り纏めた。この研究で得られた知見に基づいて、静岡県庁 危機管理部、静岡県立大学グローバル地域センター、静岡県教育委員会 では津波対策のチェックリスト等を盛り込んだ『津波避難学校モデル――学校の対策事例から』を作成し[ 10] [ 11] 、県内の学校に向けて公開している。
著作
論文
"Nuclear Strategy as a Constraint on Japanese Nuclear Armament,"paper presented at the 52nd annual meeting of the International Studies Association, Montreal, March 2011. All Academic
"Threat, Military Culture, and Strategy: The United States in Afghanistan and Iraq," PhD diss., University of Chicago, 2009.
共著
執筆・解説等
翻訳
脚注
関連人物
関連項目
外部リンク