『蛾蟇』(がま)は、日本のバンド、ガゼットの通算7作目のアルバム、6枚目のミニアルバム[1][2]。
概要
- シングル「reila」の発売した後に発表されたミニアルバム。全体的にライブの中でメンバー自身が求めているライブ作りに必要な雰囲気を持った曲、全弦1音半下げ+6弦のみをもう1弦下げたいわゆる“ドロップBチューニング”を用いたハードで重いサウンドなど、すでに構想自体は早い段階から固まっていた。
- 作品全体のイメージとして「薄汚い感じ」「下水道」といったダーティーな雰囲気を持たせたかったと語っている。またタイトルの「蛾蟇」とはそういったイメージとして似合う言葉を幾つか挙げていた中でREITAが発した「がま」という言葉がいい、ということでRUKIが決めた。
- このミニアルバムのリードトラックともいえる「COCKROACH」では後にミュージッククリップが制作された。
- これを携えて全国ツアー「the underground red cockrotch」が行われた。
- ツアーファイナルはバンド初となる東京国際フォーラムで行なわれた。
- これがインディーズラスト作品となる
収録曲
- anagra[SE]
- タイトルの由来はアルバムのイメージから連想されたもの。
- COCKROACH
- (作詞:流鬼. 作曲:大日本異端芸者の皆様)
- RUKI原曲。COCKROACHとはゴキブリのこと。REITAが数少ないスラップ奏法を行っている曲でもある。ライブでは頻繁に演奏されている。
- Last bouquet
- (作詞:流鬼. 作曲:大日本異端芸者の皆様)
- 麗原曲。本作の中で唯一の歌モノの曲になっている。
- Katherine in the trunk
- (作詞:流鬼. 作曲:大日本異端芸者の皆様)
- 麗原曲。女性言葉で描かれた、自分の愛する猫との顛末を描いている。
- Sugar Pain
- (作詞:流鬼. 作曲:大日本異端芸者の皆様)
- 葵原曲。題材として親子の性愛描写が生々しく描かれている。
脚注
- ^ “EP: Gama” (英語). Defective Tragedy (2019年7月23日). 2020年6月29日閲覧。
- ^ “Gama” (英語). JpopAsia. 2020年6月29日閲覧。