エジプト全土統一に際して、上エジプトの守護神で白いハゲワシの姿で描かれるネクベトもウアジェトを表す蛇形記章と共にファラオの王冠に追加されるようになり、ファラオが上下エジプトの支配者であることを表した。それぞれの信仰が深かったため、それらを習合することができなかった。そのためこの2柱の女神を「2人の貴婦人 (The Two Ladies)」と呼び、統一エジプトの共同守護神とした。
1919年、キフトの Hosni Ibrahim はわずか30分ほどの発掘作業でセンウセルト2世(エジプト第12王朝)の金の蛇形記章を発見した。サッカラのエル・ラフンのピラミッドの石室を完全に掘り出すことが決められた。墓室の南にあった岩に穿たれた捧げ物用の部屋から開始し、6インチの厚さに積もった瓦礫の中から金の蛇形記章が見つかった。
Budge, Sir E. A. Wallis. An Egyptian Hieroglyphic Dictionary, in Two Volumes, (Dover Publications, Inc, New York), c 1920, Dover Edition, c 1978. (Large categorized listings of Hieroglyphs, Vol 1, pp xcvii–cxlvii (97–147, 50 pgs.)
Hagen, Rose-Marie & Rainer Hagen. Egypt; People, Gods, Pharaohs, (Barnes and Noble Books, New York), c 2003, (originally: Taschen, GmbH, Koln), c 2003, 1999, pg 202.
Reeves, Nicholas. Ancient Egypt, The Great Discoveries, a Year-by-Year Chronicle, (Thames and Hudson Ltd, London), c 2000. See "1920, The Golden Uraeus of Sesostris II from el-Lahun", pg. 157.