藤江 建典(ふじえ たつのり、1987年5月5日 - )は、福岡県出身の元プロバスケットボール選手である。ポジションはガード[1]、フォワード[2]。身長184cm、体重86kg[1]。
来歴
福岡第一高等学校から九州産業大学に進学した後、2年次より白鷗大学に編入[3]。
卒業後の2010年にリンク栃木ブレックスとデベロップメント契約を結び、TGI D-RISEで2シーズンプレーした。背番号は6だった。
TGIを退団した後、2012年6月に行われたbjリーグドラフト会議で富山グラウジーズに1巡目指名されて入団、背番号0[3]。入団1シーズン目の2012-13シーズンは48試合に出場し、プレイオフ進出に貢献。
2013-14シーズンも藤江は富山と契約した[4]。48試合に出場し、1試合平均9.9得点を記録。
2014年2月15日・16の秋田ノーザンハピネッツ戦の活躍で週間MVPを初受賞した。一方で読売新聞は、スリーポイントショットが決まらないと、入るまで打ち続ける傾向を「悪い癖」と評した[5]。このシーズン、チームはレギュラーシーズン1位に入り、富山は初めてとなるファイナルズ進出を果たす。カンファレンスファイナルで秋田に敗れたものの、3位決定戦で滋賀レイクスターズを破り、リーグ3位でシーズンを終えた。
藤江は続く2014-15シーズンも富山に残留した[6]。藤江は食事制限などを行い体重を絞って開幕を迎えた[5]。レギュラーシーズン52試合中50試合に出場、いずれも先発出場だった。1試合平均得点は10.0得点と前のシーズンとほぼ同じだったが、アシスト数は2.2から3.8に伸びた。2014年11月30日には、bjリーグ通算1000得点を達成[7]。だがチームはレギュラーシーズン5位と順位を前のシーズンより落とし、プレイオフでもファーストラウンドで新潟アルビレックスBBに敗れた。シーズン終了後に藤江はフリーエージェント権を行使し[8]、岩手ビッグブルズに移籍する[9][2]。背番号は引き続き0であった[2]
2015-16シーズン、岩手ではレギュラーシーズン全52試合に出場し、1試合平均11.7得点を記録した。チームはレギュラーシーズンを5位で終え、プレイオフでは同4位の新潟を連勝で下すも、カンファレンスセミファイナルで古巣富山に敗れた。
2016年8月、秋田ノーザンハピネッツに移籍、背番号は18に変わった[1]。
2017年6月、岩手ビッグブルズに移籍。背番号は再び0へとなった。2018-2019シーズン、岩手ビッグブルズのキャプテンを務める。
2019-20シーズン終了後、現役引退を発表。
3人制バスケットボール3x3においては2018年シーズンにTACHIKAWA DICEでプレーした[10]
成績
シーズン
|
チーム
|
GP
|
GS
|
MPG
|
FG%
|
3P%
|
FT%
|
RPG
|
APG
|
SPG
|
BPG
|
TO
|
PPG
|
2010-11
|
TGI
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
2011-12
|
TGI
|
27 |
27 |
32.4 |
35.8 |
29.1 |
76.4 |
2.5 |
2.0 |
0.3 |
0 |
2.0 |
13.04
|
2012-13
|
富山
|
48 |
6 |
20.1 |
29.4 |
29.5 |
76.5 |
1.0 |
1.3 |
0.6 |
0.1 |
1.0 |
6.7
|
2013-14
|
富山
|
48 |
46 |
29.3 |
32.7 |
28.7 |
73.1 |
1.4 |
2.2 |
0.6 |
0.0 |
1.1 |
9.9
|
2014-15
|
富山
|
50 |
50 |
32.2 |
34.5 |
25.0 |
66.4 |
1.3 |
3.8 |
0.5 |
0.1 |
1.9 |
10.0
|
2015-16
|
岩手
|
52 |
33 |
25.8 |
39.1 |
30.4 |
69.1 |
1.9 |
2.2 |
0.8 |
0.0 |
1.7 |
11.7
|
2016-17
|
秋田
|
40 |
3 |
7.5 |
28.6 |
13.3 |
76.5 |
0.5 |
0.5 |
0.2 |
0.0 |
1.8 |
1.5
|
脚注
- ^ a b c d e 『【新入団】藤江建典選手 契約基本合意のお知らせ』(プレスリリース)秋田ノーザンハピネッツ、2016年8月16日。https://northern-happinets.com/news/10581.html。2016年8月16日閲覧。
- ^ a b c 『【チーム情報】藤江建典選手 2015-2016シーズン選手契約基本合意のお知らせ』(プレスリリース)岩手ビッグブルズ、2015年6月2日。オリジナルの2016年4月4日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20160404193801/http://bigbulls.jp/blog/2015/06/2015-2016-2.html。2016年8月16日閲覧。
- ^ a b 『12-13シーズン選手契約基本合意』(プレスリリース)富山グラウジーズ、2012年7月6日。オリジナルの2016年3月4日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20160304131511/http://grouses.jp/news/2012/07/06/20128。2016年8月16日閲覧。
- ^ 『13-14シーズン選手契約基本合意(継続)』(プレスリリース)富山グラウジーズ、2013年7月12日。オリジナルの2016年4月19日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20160419145451/http://grouses.jp/news/2013/07/12/26746。2016年8月16日閲覧。
- ^ a b “藤江 建典(たつのり)選手(27)”. 読売新聞(北陸版). (2014年10月2日). http://www.yomiuri.co.jp/hokuriku/feature/CO006038/20141002-OYTAT50048.html 2016年8月16日閲覧。
- ^ 『藤江選手 選手契約(継続)基本合意のお知らせ』(プレスリリース)富山グラウジーズ、2014年7月3日。オリジナルの2014年7月3日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20140717025054/http://grouses.jp/player/2014/07/03/30629。2016年8月16日閲覧。
- ^ 『藤江選手が通算1000得点を達成!』(プレスリリース)富山グラウジーズ、2014年12月1日。オリジナルの2015年2月10日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20150210024706/http://grouses.jp/news/2014/12/01/32090。2016年8月16日閲覧。
- ^ 『藤江選手・城宝選手・ワーナー選手 FA権行使のお知らせ』(プレスリリース)富山グラウジーズ、2015年6月2日。オリジナルの2015年7月5日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20150705222616/http://grouses.jp/player/2015/06/02/34217。2016年8月16日閲覧。
- ^ 『藤江選手 移籍のお知らせ』(プレスリリース)2015年6月24日。オリジナルの2016年4月19日時点におけるアーカイブ。https://web.archive.org/web/20160419105728/http://grouses.jp/player/2015/06/24/34385。
- ^ 3人制プロバスケ「立川ダイス」が立川でホームゲーム 元日本代表もリーグ初参戦立川経済新聞2018年6月6日
外部リンク