草垣群島

草垣群島
草垣群島、下ノ島の空中写真。(1978年撮影)
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成 地図
草垣群島の位置(100x100内)
草垣群島
地理
場所 東シナ海
座標 北緯30度50分48秒 東経129度25分57秒 / 北緯30.84667度 東経129.43250度 / 30.84667; 129.43250
島数 17
主要な島 上ノ島、下ノ島、中ノ島、南小島
面積 0.68 km2 (0.26 sq mi)
最高標高 151 m (495 ft)
最高峰 下ノ島
行政
都道府県 鹿児島県の旗 鹿児島県
市町村 南さつま市市旗 南さつま市
大字・字 笠沙町片浦
人口統計
人口 0人
追加情報
時間帯
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草垣群島(くさがきぐんとう)は、坊ノ岬(鹿児島県南さつま市)の南西約80kmの東シナ海に位置する無人島[1]。鹿児島県南さつま市(旧笠沙町)に属する。縄文時代から古墳時代に至る遺跡がある[1]

概要

上ノ島、下ノ島、中ノ島など急峻な地形を持つ小島からなる[1]。45kmほど東方沖に黒島が、35kmほど北方沖に宇治群島がある。

主な島々

多数の小島・岩礁からなる。国土地理院地図によると名前のある主島は次の4つだけである。

  • 上ノ島:周囲約4km、標高132m[1]、面積0.05km2。国指定草垣鳥獣保護区の特別保護地区に指定されている。
  • 下ノ島
  • 中ノ島
  • 南小島

交通

  • 串木野港、枕崎港などから釣り客を乗せる瀬渡し船が出ており、およそ3時間の行程。

遺跡

1971年(昭和46年)、上ノ島は草垣島灯台(1932年(昭和7年)初点灯)のヘリポート建設時に発掘が行われ、縄文時代から古墳時代に至る土器片や石斧石鏃などの石器類、その原料となる黒曜石・石英、須恵器の破片や耳飾りなどの軟玉製品が出土している。

歴史

戦前まではカツオ漁の漁師による季節定住が見られた[1]。また、1939年(昭和14年)から「草垣島鉱山」の名で燐鉱石(グアノ)が採掘され、太平洋戦争の激化による中断の後、終戦後にも数年間採掘された。戦後は上ノ島の草垣島灯台に職員が駐在していたこともあったが、現在は無人化している。

出典

  1. ^ a b c d e f 長嶋俊介「宇治群島調査の概要と調査の経緯」『南太平洋海域調査研究報告』第46巻、鹿児島大学、2006年、3-10頁、ISSN 1345-0441NAID 1200028069302023年1月14日閲覧 

関連項目

座標: 北緯30度50分42.4秒 東経129度25分50.3秒 / 北緯30.845111度 東経129.430639度 / 30.845111; 129.430639 (草垣群島)