空軍局(くうぐんきょく、ドイツ語:Luftwaffenamt、略称:LwA)は、ドイツ連邦空軍における空軍指揮司令部と並列する二大組織の一つ。空軍指揮幕僚監部の傘下にあって空軍少将が局長を務め、連邦空軍に必要な概念の開発、教育、装備に責任を負う。この他に、連邦空軍の組織において兵站分野の運用のためにも活動する。ケルンのケルン=ヴァーン(de:Köln-Wahn)に本部を置く。
空軍局は空軍作戦部隊を直接には指揮せず(実働部隊の指揮は空軍指揮司令部が執る)、それ以外の分野の任務を総合して担当する。一部の例外としては航空安全に係わる事項、飛行操縦に係わる事項については実働部隊に対して関与する。特に一般的に軍事に関わる事項に対しては空軍として責任を負う機関である。この他に、空軍における後方支援態勢や将兵に対する各種教育を担当する。このため以下のような事項が空軍局の主要任務となる。
空軍局の長には空軍少将が指定され、各部を下に置きこれを指導する。副局長には空軍准将が指定され、局長の下で空軍局の各部に対する指揮官である。空軍局の幕僚長には空軍大佐が指定され、局長を補佐し各部を指導する。
空軍局は5つの専門部で構成され、それぞれの任務に対して責任を負う。
空軍局は以下の2つの主要集団(コマンド)を指揮下に置き、他にも直轄の機関を持つ。
空軍局直轄の機関
1956年5月1日に空軍局の前身組織である空軍任務センター部(Dienststelle für Zentrale Luftwaffenaufgaben、DZL)が設立され、1956年10月15日に総合空軍局に改称される。1962年まで頻繁に内部組織が変更され、1962年12月1日に空軍局に改組された。1968年にも内部組織の改編が行われ空軍士官学校をしたがえる。1970年9月30日の再編成命令に従い、同年10月1日に大規模な組織改編がなされ、より高位の指揮当局となる。1973年には空軍軍医監が隷下に入る。
Lokasi Pengunjung: 18.119.111.179