福田寺(ふくでんじ)は、兵庫県加古川市にある曹洞宗の寺院。山号は大津山。本尊は十一面観音。
歴史
この寺は、606年聖徳太子によって開かれたと伝えられる。南北朝時代から室町時代にかけては赤松氏の帰依を得、赤松則村(1277年~1350年)や赤松政則(1455年~1496年)が堂宇を建立・改修したとされる。
戦国時代兵火にあって焼失したが、文禄年間(1592年~1596年)曹洞宗に改められた。
行事
文化財
県指定文化財
- 石造十一重塔 - 1976年(昭和51年)3月23日指定[1]。正和2年(1313年)作、監修は文観房殊音(後の後醍醐天皇の腹心)、実製作は伊行恒もしくは念心の工房か。
所在地
兵庫県加古川市加古川町稲屋607
脚注
- ^ 指定・登録文化財一覧(平成25年3月14日現在)
参考文献
- 金子, 哲「東播磨における文観の活動――空白の11年間を中心とする石塔造立・耕地開発――」『鎌倉遺文研究』第44号、吉川弘文館、2019年10月、1–27頁。
外部リンク