福岡県の超高層建築物の一覧(ふくおかけんのちょうこうそうけんちくぶつのいちらん)は、福岡県にある超高層建築物(高さ60m以上[注釈 1])の一覧である。
福岡県では1989年(平成元年)に竣工した福岡タワーが唯一高さ200mを超える構造物となっているが、建築物としては2022年(令和4年)に竣工した高さ161.25mのアイランドシティオーシャン&フォレストタワーレジデンス WEST・EASTが最も高い。
福岡市は福岡空港が市街地に近接しているため、航空法の高さ制限を受ける都心部には超高層建築物が見られなかったが、2014年(平成26年)以降国家戦略特区の特例により段階的に高さ制限が緩和され、100mを超える建築物の新設が可能となった[2](天神ビッグバン)。
北九州市は九州地方の県および政令指定都市の中で唯一、環境影響評価条例の対象事業に「建築物の新設」を定めており、高さ100m以上の建築物を新設する際に概ね2年以上の調査が必要となる[3]こともあり、1999年(平成11年)6月の条例制定以後建設された高さ100mを超える建築物は市街地再開発事業として市の支援を受けた小倉D.C.タワーの1件のみに止まっている[注釈 2]。
免振ゴムの偽装問題のあったカスタリア大濠ベイタワーは、2023年2月6日~2025年7月31日の工期で解体中である[4]。国内のタワーマンションで初の解体事例となる。