税関線(ぜいかんせん)は、かつて神戸市の瀧道停留場 - 税関前停留場間を結んでいた、神戸市電の軌道路線である。フラワーロードの上に敷設されていたが、本格的な市電撤去に先立ち、1966年に廃止された。
跡地の「税関線シンボルロード」で、昭和62年度手づくり郷土賞(ふれあいの並木道部門)を受賞した[1]。
年表
- 1933年(昭和8年)1月1日:瀧道停留場 - 税関前停留場間が単線として開業。
- 1934年(昭和9年)9月7日:瀧道停留場 - 税関前停留場間を複線化。
- 1935年(昭和10年)7月2日:瀧道停留場が瀧道分岐点へと格下げ。
- 1966年(昭和41年)5月1日:瀧道分岐点 - 税関前停留場間を廃止。
駅一覧
- 1962年(昭和37年)7月当時。
- 背景色がグレーの駅は廃止・休止駅。
停留場名 |
読み |
接続路線 |
廃止日
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瀧道 |
たきみち |
栄町本線 布引線 磯上線(1935年廃止) 阪神電気鉄道本線(1933年廃止) |
1935年7月2日
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市役所前 |
しやくしょまえ |
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1966年5月1日
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税関前 |
ぜいかんまえ |
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1966年5月1日
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通過系統
系統 |
直通路線 |
通過区間 |
直通路線
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8系統 |
布引線 |
瀧道 - 税関前 |
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備考
当路線は1934年9月7日に複線化されるまで神戸市電で唯一単線だった路線である。
出典
参考文献