神宮寺(じんぐうじ)は、新潟県十日町市にある曹洞宗の寺院。
歴史
807年(大同2年)、坂上田村麻呂の開基である。当初は天台宗の寺院であったが、1680年(延宝8年)に曹洞宗に転宗したと伝えられる。ただ、1370年(応安3年)の時点で「神宮禅寺」と称しており、その頃から既に禅宗寺院であったと推測されている[1][2]。
当寺の観音堂や山門は、それぞれ1781年(天明元年)と1763年(宝暦13年)に建てられたもので、当地が豪雪地帯であることを反映し、その茅葺屋根がかなり急勾配である[1]。
文化財
- 木造十一面千手観音立像(新潟県指定文化財 昭和46年4月13日指定)[3]
- 木造四天王立像(新潟県指定文化財 昭和49年3月30日指定)[3]
- 神宮寺観音堂・山門(新潟県指定文化財 平成3年3月29日指定)[3]
- 四日町神宮寺境内地及び山林(十日町市指定史跡 昭和47年11月28日指定)[4]
交通アクセス
脚注
参考文献
- 新潟県の歴史散歩編集委員会 編『新潟県の歴史散歩(歴史散歩15)』山川出版社、2009年