『祖国は誰れのものぞ 』[ 1] (そこくはたれのものぞ、イタリア語 : Le quattro giornate di Napoli , 「ナポリ の4日間」の意)は、1962年 (昭和37年)製作・公開、ナンニ・ロイ 監督のイタリア映画 である[ 2] [ 3] 。現在、インターネット上の資料では、日本語題を『祖国は誰のものぞ 』(そこくはだれのものぞ)とするものもある[ 4] [ 5] 。
略歴・概要
映画の一シーン
第二次世界大戦 中の1943年 9月27日 から9月30日 にかけて実際にナポリ で起こった占領ドイツ軍に対する民衆蜂起(ナポリの4日間 )を題材としている。
本作は、1962年、イタリアのメジャー映画会社ティタヌス が製作、イタリアの映画プロデューサー であるゴッフレード・ロンバルド がプロデュースして製作を開始、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ 、マッシモ・フランチオーザ 、ナンニ・ロイ、ヴァスコ・プラトリーニ の4人による原案をもとに、カルロ・ベルナーリ 、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、マッシモ・フランチオーザ、ナンニ・ロイの4人が共同で脚色し、カンパニア州 ナポリ県 ナポリ市内等でロケーション撮影を行い、完成した[ 2] 。
イタリアでは、ティタヌスが配給して同年11月16日 に公開された。世界配給はMGM が行い、英語題を The Four Days of Naples (「ナポリの4日間」の意)とし、翌1963年 (昭和38年)以降、アメリカ合衆国で同年3月19日 、日本でも同年6月1日 に公開された[ 2] [ 4] 。同年に開催されたナストロ・ダルジェント賞 で、最優秀作品監督賞 をナンニ・ロイが、脚本賞 をカルロ・ベルナーリ、パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ、マッシモ・フランチオーザ、ナンニ・ロイの4人が、助演女優賞 をレジーナ・ビアンキ が、それぞれ受賞した[ 2] 。また同年4月8日に開催された第35回アカデミー賞 で、外国語映画賞 にノミネートされた[ 2] 。1964年(昭和39年)4月13日に開催された第36回アカデミー賞 でも、脚本賞 にノミネートされた[ 2] 。
日本では、上記の公開以来、2011年(平成23年)3月現在に至るまで、DVD等のビデオグラム 販売等は行われていない[ 5] 。
スタッフ・作品データ
キャスト
クレジット順
アルファベット順
脚注
^ 『祖国は誰れのものぞ』ポスター、MGM日本支社 、1963年。
^ a b c d e f Le quattro giornate di Napoli , インターネット・ムービー・データベース (英語) , 2011年3月7日閲覧。
^ Le Quattro Giornate di Napoli , allmovie (英語) , 2011年3月7日閲覧。
^ a b 祖国は誰のものぞ、キネマ旬報映画データベース 、2011年3月7日閲覧。
^ a b 祖国は誰のものぞ、allcinema ONLINE , 2011年3月7日閲覧。
^ Marcello Gatti - IMDb (英語) , 2011年3月7日閲覧。
^ Gianni Polidori - IMDb (英語) , 2011年3月7日閲覧。
^ Raffaele Barbato - IMDb (英語) , 2011年3月7日閲覧。
^ Dominico Formato - IMDb (英語) , 2011年3月7日閲覧。
^ Silvana Buzzanca - IMDb (英語) , 2011年3月7日閲覧。
^ Antonella Della Porta - IMDb (英語) , 2011年3月7日閲覧。
^ Vera Nandi - IMDb (英語) , 2011年3月7日閲覧。
参考文献
関連項目
外部リンク