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この項目では、かつて長崎県に存在した自治体について説明しています。その他の用法については「石田町 (曖昧さ回避)」をご覧ください。 |
石田町(いしだちょう)は、かつて長崎県の壱岐島南東部にあった町である。壱岐郡に属した。2004年3月1日に郷ノ浦町、勝本町、芦辺町と合併し市制施行、壱岐市となり自治体としては消滅した。
地理
壱岐島の南東部に位置する。
歴史
平安時代中期に編纂された『和名類聚抄』によれば、壱岐島石田郡五郷の1つとして石田町東部の一帯を「石田郷」と称したとされる[1][2]。1889年に石田村、池田村および筒城(つつき)村が合併し地方公共団体として発足した際に採用された「石田」の名称は、上記の郷名より名付けられた[2]。石田の地名由来については、田の中に石田石という石があったためと伝わる[3]。奈良時代から平安時代初期にかけては「伊波多」「石田野」「伊之太」とも表記された[4]。
地域
地名
触・浦および島を行政区域とする。石田村時代は触・浦・島の各名称に大字(石田・池田・筒城)を冠称していたが、1970年の町制施行時に大字を廃止した。その際に一部の触が改称している。
なお、石田町では土地改良事業の換地処分などに伴い、芦辺町や郷ノ浦町との間で境界変更が行われた。
- 大字石田
- 印通寺浦(いんどうじ・いんどおじ)
西触 → 石田西触
東触 → 石田東触
- 本村触
- 南触
- 妻ヶ島[8]
- 大字池田
仲触 → 池田仲触
西触 → 池田西触
東触 → 池田東触
- 大字筒城
仲触 → 筒城仲触
西触 → 筒城西触
東触 → 筒城東触
- 山崎触
- (大字なしの区域)
教育
- 中学校
- 小学校
交通
空港
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
- 原の辻遺跡
- 松永記念館
- 遺新羅使雪連宅満墳墓
- 万葉公園
石田町出身の著名人
参考文献
脚注
- ^ 角川日本地名大辞典 42 長崎県「石田郷(古代)」
- ^ a b 角川日本地名大辞典 42 長崎県「石田村(近代)」
- ^ 角川日本地名大辞典 42 長崎県「石田」
- ^ 石田町のあゆみ - ウェイバックマシン(2004年3月5日アーカイブ分)
- ^ 法律第二十號 「長崎縣下郡廢置」 官報. 1896年3月28日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 総理府告示第148号「町村の境界変更」官報.昭和33年4月1日
- ^ a b c 自治省告示第100号「町村の境界変更」官報.昭和36年4月1日
- ^ 印通寺港の南方海域に位置する妻ヶ島の全域。江戸時代に島の守役として設置された事に由来する民家1軒と神社1社が所在する。石田町内の行政区画単位としての小字のひとつであるが、当地においては個別の郵便番号が割り振られていない。
関連項目
外部リンク