石川 裕紀人(いしかわ ゆきと、1995年9月22日 - )は日本中央競馬会 (JRA) の騎手。美浦トレーニングセンターの相沢郁厩舎所属。
来歴
両親が競馬ファンであり、小学3年生で乗馬クラブに通い始める[3]。2011年3月に聖徳学園中学校を卒業。2011年4月にJRA競馬学校騎手課程に第30期生として入学。2014年に騎手免許を取得し、相沢郁厩舎所属でデビュー。目標とする騎手はライアン・ムーア[4]。競馬学校の同期には、井上敏樹、小崎綾也、木幡初也、松若風馬、義英真がいる[5]。
2014年3月1日、中山競馬第7競走で初騎乗[1](16頭立ての11着)。同年6月1日、東京競馬第2競走で初勝利[1](47戦目)。同年は12勝し、木幡初也とともに民放競馬記者クラブ賞を受賞した[6]。
2015年4月18日に中山競馬第8競走で落馬し、右鎖骨骨折[7]。同年5月30日に東京競馬第2競走で復帰した。同年8月23日に見習騎手の減量制度の区切りである通算31勝目、同年12月20日に通算51勝目をあげた。同年12月27日に有馬記念でG1初騎乗をした[8]。同年は40勝を挙げ、中央競馬騎手年間ホープ賞を受賞した[8]。
2017年7月2日、ラジオNIKKEI賞で2番人気セダブリランテスに騎乗し、デビュー4年目で重賞初制覇[9]。
2019年のスプリングステークスでは師匠である相沢厩舎が管理するエメラルファイトに騎乗、10番人気という伏兵ながら好騎乗を見せ重賞2勝目。自厩舎の馬で初めての重賞制覇を決めた[10][11]。
2022年のチャンピオンズカップで3番人気のジュンライトボルトに騎乗し、デビュー9年目にしてG1競走初制覇を達成した[12]。
2024年8月18日、新潟1Rでミラーダカリエンテが1着となり、5529戦目で現役47人目となるJRA通算300勝を達成。また同馬を管理する自厩舎の相沢郁調教師もJRA通算500勝目であり、師弟でのメモリアルVとなった[13]。
エピソード
代表騎乗馬
GI競走優勝馬
太字はGI競走を示す
重賞競走優勝馬
騎乗成績
|
日付 |
競馬場・開催 |
競走名 |
馬名 |
頭数 |
人気 |
着順
|
初騎乗 |
2014年3月1日 |
2回中山1日7R |
4歳上500万下 |
ミストフェリーズ |
16頭 |
12 |
11着
|
初勝利 |
2014年6月1日 |
2回東京12日2R |
3歳未勝利 |
ニシノソラカラ |
16頭 |
11 |
1着
|
重賞初騎乗[8] |
2014年12月20日 |
4回中京5日11R |
愛知杯 |
コーディリア |
18頭 |
9 |
14着
|
重賞初勝利 |
2017年7月2日 |
2回福島2日11R |
ラジオNIKKEI賞 |
セダブリランテス |
12頭 |
2 |
1着
|
GI初騎乗[8] |
2015年12月27日 |
5回中山8日10R |
有馬記念 |
オーシャンブルー |
16頭 |
15 |
15着
|
GI初勝利 |
2022年12月4日 |
6回中京2日11R |
チャンピオンズカップ |
ジュンライトボルト |
16頭 |
3 |
1着
|
年度 |
1着 |
2着 |
3着 |
騎乗数 |
勝率 |
連対率 |
複勝率 |
表彰
|
2014年 |
12 |
16 |
14 |
340 |
.035 |
.082 |
.124 |
民放競馬記者クラブ賞
|
2015年 |
40 |
35 |
49 |
717 |
.056 |
.105 |
.173 |
中央競馬騎手年間ホープ賞
|
2016年 |
43 |
35 |
56 |
709 |
.061 |
.110 |
.189 |
|
2017年 |
20 |
25 |
23 |
358 |
.056 |
.126 |
.190 |
|
2018年 |
20 |
20 |
27 |
453 |
.044 |
.088 |
.148 |
|
2019年 |
28 |
15 |
26 |
377 |
.063 |
.096 |
.158 |
|
2020年 |
15 |
39 |
19 |
498 |
.033 |
.108 |
.147 |
|
中央 |
178 |
185 |
216 |
3521 |
.051 |
.103 |
.164 |
|
地方 |
2 |
1 |
2 |
16 |
.125 |
.188 |
.313 |
|
出典
関連項目
外部リンク