石塚硝子

石塚硝子株式会社
Ishizuka Glass Co., Ltd.
本社・岩倉工場
種類 株式会社
市場情報
略称 石塚硝子
本社所在地 日本の旗 日本
482-8510
愛知県岩倉市川井町1880番地
北緯35度16分15.3秒 東経136度51分48.4秒 / 北緯35.270917度 東経136.863444度 / 35.270917; 136.863444座標: 北緯35度16分15.3秒 東経136度51分48.4秒 / 北緯35.270917度 東経136.863444度 / 35.270917; 136.863444
設立 1941年昭和16年)4月16日
業種 ガラス・土石製品
法人番号 4180001088187 ウィキデータを編集
事業内容 ガラス製品及び各種容器の製造販売
代表者 代表取締役会長:石塚芳三
代表取締役社長:石塚久継
資本金 63億44百万円
(2019年3月現在)[1]
発行済株式総数 4,219,554株[1]
売上高 単体 596億28百万円
連結 711億86百万円
(2019年3月期)[1]
純資産 単体 174億13百万円
連結 275億97百万円
(2019年3月期)[1]
総資産 単体 667億05百万円
連結 812億07百万円
(2019年3月期)[1]
従業員数 単体 784名
連結 2,151名
(2019年3月20日現在)[1]
決算期 3月20日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ[1]
主要株主 明治安田生命保険相互会社 5.24%
株式会社みずほ銀行 4.14%
第一生命保険株式会社 3.58%
(2019年3月20日現在)[1]
外部リンク https://www.ishizuka.co.jp/ (日本語)
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石塚硝子株式会社(いしづかがらす、: Ishizuka Glass Co., Ltd. )は、 愛知県岩倉市に本社があるガラス製品、及びプラスチックなどの容器を製造する日本企業

概要

江戸時代後期の文政3年(1819年)、創業者の石塚岩三郎が長崎でガラス製造を学び、故郷の下総国への帰途の途中に立ち寄った土田村(現在の岐阜県可児市)でビードロ屋を開いたことに由来する。当時ガラスは大変な貴重品で、岩三郎のビードロ屋は東海地方におけるガラス製造の先駆けであった。その後明治時代以降より名古屋に移転した後、2003年平成15年)に本社機能を岩倉市に移した。

1961年には食器事業に参入し、「アデリア」ブランドを立ち上げる[2]。中でもプリントグラス製品は人気を集めるが、やがて人気を失い生産を終了する[2]。一方でプリントグラス製品のデザインは21世紀に入った後も根強い人気があり、2018年11月には復刻ブランド「アデリアレトロ」が立ち上げられた[2]

現在はガラス製品のみに留まらず、プラスチックや紙などを用いた容器関連の製造・販売にも力を注いでいる。

子会社の日本パリソン社はPETボトル用プリフォーム製造会社(一部ボトルも製造)、コカ・コーラグループが主たる供給先。

沿革

  • 1819年文政2年)11月 - 石塚岩三郎が長崎でガラス製造技術を学び、岐阜県可児郡土田村(現在の岐阜県可児市)でガラス製造を始める[1]
  • 1941年昭和16年)4月 - 有限会社石塚硝子製造所設立[1]
  • 1946年(昭和21年)12月 - 石塚硝子株式会社に改組[1]
  • 1961年(昭和36年)10月 - 岩倉食器工場を新設[1]
  • 1984年(昭和59年)
    • 4月 - 東京工場を新設[1]
    • PETボトル事業に進出し、その後プリフォーム事業へと展開する。
  • 2003年平成15年)
    • 4月 - アサヒビール株式会社の子会社である株式会社アサヒビールパックスの全株式を取得し、子会社化[1][3]
    • 6月 - 株式会社アサヒビールパックスを吸収合併[1]
  • 2006年(平成18年)8月 - アイピーアイ株式会社の全株式を取得し、子会社化[1]
  • 2010年(平成22年)6月 - 100%子会社であるアイピーアイ株式会社を吸収合併[1]
  • 2012年(平成24年) - 園台湾の遠東新世紀との合弁により、遠東石塚グリーンペット株式会社を設立する。
  • 2015年(平成27年)1月 - 鳴海製陶株式会社の全株式(自己株式を除く)を取得し、子会社化[1][4]
  • 2020年令和2年)
    • 3月23日 - 吸収分割方式により分割準備会社である硝子分割準備株式会社および器事業分割準備株式会社を設立[5]
    • 9月21日 - 石塚グループホールディングス株式会社に商号を変更し、持株会社制に移行予定であったが[5][6]新型コロナウイルスの流行により延期している[7]
  • 2021年令和3年)
    • 5月6日 - 新型コロナウイルス感染症や市場縮小などの影響を理由に、3期連続の営業赤字を報告。ガラスびん需要減少に伴い姫路工場を2022年末をもって生産停止とし、岩倉工場への再編統合を公表[8]
  • 2022年令和4年)
    • 12月末 - 姫路工場をガラス工場としては生産停止[9]。子会社の『遠東石塚グリーンペット』や『日本パリソン』が、跡地にリサイクルPET工場を建設予定。

事業所

工場

  • 本社・岩倉工場 - 愛知県岩倉市川井町1880
  • 姫路工場 - 兵庫県姫路市飾磨区今在家1351-1(2022年(令和4年)12月末で閉鎖)

営業所・支店

  • 東部営業所 - 東京都中央区東日本橋2-1-5
  • 西部営業所
    • ガラスびんカンパニー - 兵庫県尼崎市昭和通2-7-1
    • ハウスウェアカンパニー - 大阪府大阪市大正区泉尾5-13-11
  • 名古屋支店 - 愛知県岩倉市川井町1880

グループ会社(子会社)

  • アデリア株式会社
  • 遠東石塚グリーンペット株式会社
  • 石塚物流サービス株式会社[注 1]
  • ウイストン株式会社
  • 大阪アデリア株式会社
  • 石硝運輸株式会社[注 2]
  • 日本パリソン株式会社
  • 北洋硝子株式会社
  • 鳴海製陶株式会社

脚注

注釈

  1. ^ 石塚硝子本社・岩倉工場内に設立。略称は、IBS。
  2. ^ 石塚硝子本社・岩倉工場内に設立。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 有価証券報告書-第84期(平成30年3月21日-平成31年3月20日)”. EDINET. 2020年4月3日閲覧。
  2. ^ a b c 会田香菜子 (2023年5月31日). ““昭和レトロ”はブームから新定番へ。異例の大ヒットとなった 復刻グラス「アデリアレトロ」の世界”. @Living アットリビング. 2024年3月20日閲覧。
  3. ^ 石塚硝子(株)によるアサヒビール(株)の子会社株式取得に関するお知らせ” (PDF). アサヒビール株式会社 (2002年7月5日). 2017年5月27日閲覧。
  4. ^ 鳴海製陶株式会社の株式の取得(子会社化)に関するお知らせ” (PDF). 石塚硝子株式会社 (2014年12月17日). 2014年12月18日閲覧。
  5. ^ a b 会社分割による持株会社体制移行及び子会社(分割準備会社)の設立に関するお知らせ” (PDF). 石塚硝子株式会社 (2002年7月5日). 2017年5月27日閲覧。
  6. ^ 石塚硝子、9月から持ち株会社に”. 日本経済新聞. 株式会社日本経済新聞社 (2020年2月28日). 2020年4月3日閲覧。
  7. ^ 石塚硝子が持ち株会社移行延期”. 中日新聞Web. 株式会社中日新聞社 (2020年4月28日). 2021年6月9日閲覧。
  8. ^ ガラスびん生産体制再編のお知らせ”. インフォマート (2021年5月6日). 2023年3月9日閲覧。
  9. ^ 石塚硝子が23年3月期業績予想を10億円の赤字に修正 姫路工場停止で特別損失”. 中日新聞 (2022年10月24日). 2023年3月9日閲覧。

関連項目

外部リンク