石原夜叉坊(いしはら やしゃぼう、1991年7月23日 - )は、日本の男性総合格闘家。鹿児島県徳之島出身。チーム・アルファメール・ジャパン所属。
リングネームの夜叉坊は、石原の産まれ故郷である徳之島の方言で暴れん坊、やんちゃ坊主という意味である[1]。
来歴
格闘技を始める以前は野球を経験し、野球の名門樟南高校に推薦で進学。退学後に地下格闘技に出場するようになり、2011年にプロ総合格闘家デビュー。
修斗
2011年12月18日、修斗フェザー級(-60kg)新人王決定トーナメント決勝戦で田中路教と対戦し、判定負け。
2012年9月23日、修斗でジャングル伊藤と対戦。1Rに石原がテイクダウンを奪いかけた際、伊藤の体がリングから出て、伊藤が負傷を訴えたため、テクニカルドローとなった。しかし、この試合内容が評価され、石原はこの試合を機に修斗クラスAに昇格した。
2014年2月23日、VTJ 4thで佐々木憂流迦と対戦し、2Rにリアネイキッドチョークで一本負け。
Road to UFC: Japan
2015年、リアリティ番組「Road to UFC: Japan」に参加。ジョシュ・バーネット率いるチーム・バーネットに所属。フェザー級トーナメント1回戦で安藤達也と対戦し、2-0の判定勝ち。準決勝では西浦"ウィッキー"聡生と対戦し、2-1の僅差の判定勝ちを収め決勝進出を果たした。
2015年9月27日、UFC Fight Night: Barnett vs. NelsonのRoad to UFC: Japan決勝で廣田瑞人と対戦し、1-1の判定で引き分けたものの、UFCとの契約を勝ち取った。
UFC
2016年3月5日、UFC 196に試合3週間前という急なオファーを受けて出場。ジュリアン・エロサと対戦し、2Rに左フックでダウンを奪いパウンドでKO勝ちを収めた。
2016年8月6日、UFC Fight Night: Rodriguez vs. Caceresでオラシオ・グティエレスと対戦し、左フックでダウンを奪うと、最後は立ち上がろうとしたグティエレスに追撃のパウンドでKO勝ち。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
2016年11月19日、UFC Fight Night: Mousasi vs. Hall 2でアルテム・ロボフと対戦。3Rに左フックでダウンを奪う場面があったが、0-3の判定負けを喫した。
2017年7月7日、The Ultimate Fighter 25 Finaleでグレイ・メイナードと対戦。徹底してタックルを仕掛けるメイナードの戦法に苦しみ、0-3の判定負け。
2017年9月23日、2年ぶりの日本凱旋となったUFC Fight Night: Saint Preux vs. Okamiでロランド・ディと対戦。1R開始早々に左ストレートでダウンを奪うと試合を優位に進め3-0の判定勝ちを収めた。
2018年2月11日、階級をバンタム級に戻し、UFC 221でホセ・キノネスと対戦。2Rに左フックでダウンを奪ったが0-3の判定負け。
2018年6月23日、UFC Fight Night: Cowboy vs. Edwardsでピョートル・ヤンと対戦。1Rに右ストレートでダウンを奪われると、追撃のパウンドを受けてキャリア初のKO負けを喫した。
2019年2月10日、UFC 234でカン・ギョンホと対戦。1Rにカウンターの左フックでダウンを奪ったが、激しい打撃戦の末にバックを取られリアネイキドチョークで一本負け。3連敗となり、UFCをリリースされた[2]。
UFC以降
2021年1月31日、約2年ぶりの試合となったPROFESSIONAL SHOOTO 2021開幕戦で祖根寿麻と対戦。2Rにダウンを奪われ、3R判定負けを喫した。
その後、米国の総合格闘技団体で試合を次々と行い、2024年12月29日にSHOOTO 2024 Final in Osakaで3年11ヶ月ぶりとなる凱旋試合として轟轟と対戦。1Rに左フックでダウンを奪い追撃のパウンドでTKO勝ちを収めた。
戦績
総合格闘技
総合格闘技 戦績
|
29 試合
|
(T)KO
|
一本
|
判定
|
その他
|
引き分け
|
無効試合
|
14 勝
|
11
|
1
|
2
|
0
|
3
|
0
|
12 敗
|
1
|
4
|
7
|
0
|
勝敗
|
対戦相手
|
試合結果
|
大会名
|
開催年月日
|
○ |
轟轟 |
1R 0:50 TKO(左フック→パウンド) |
SHOOTO 2024 Final in Osaka |
2024年12月29日
|
× |
ブルーノ・ソウザ |
5分3R終了 判定0-3 |
URIJAH FABER'S A1 COMBAT 14 |
2023年9月2日
|
× |
ヴィンス・モラレス |
2R 1:17 アナコンダチョーク |
XMMA 6 |
2023年5月3日
|
○ |
ウィリー・ゲイツ |
1R 3:12 リアネイキドチョーク |
A1combat 9 |
2023年3月18日
|
× |
フランシスコ・リベラ |
5分3R終了 判定0-3 |
UNF 2 |
2022年8月20日
|
○ |
ウェスティン・ウィルソン |
1R 3:29 KO (左ストレート) |
XMMA 5 |
2022年7月24日
|
○ |
ホセ・ヘルナンデス |
2R 3:53 TKO (左ストレート→パウンド) |
Urijah Faber's A1 Combat 1 |
2022年5月21日
|
△ |
ヴィニシウス・ザニ |
5分3R終了 判定0-1 |
Fury FC 52 |
2021年10月17日
|
× |
リヴァイ・モウルズ |
1R 2:44 リアネイキドチョーク |
Fury FC 48 |
2021年7月25日
|
× |
祖根寿麻 |
5分3R終了 判定0-3 |
修斗 PROFESSIONAL SHOOTO 2021開幕戦 |
2021年1月31日
|
× |
カン・ギョンホ |
1R 3:59 リアネイキドチョーク |
UFC 234: Adesanya vs. Silva |
2019年2月10日
|
× |
ピョートル・ヤン |
1R 3:28 TKO(右ストレート→パウンド) |
UFC Fight Night: Cowboy vs. Edwards |
2018年6月23日
|
× |
ホセ・キノネス |
5分3R終了 判定0-3 |
UFC 221: Romero vs. Rockhold |
2018年2月11日
|
○ |
ロランド・ディ |
5分3R終了 判定3-0 |
UFC Fight Night: Saint Preux vs. Okami |
2017年9月23日
|
× |
グレイ・メイナード |
5分3R終了 判定0-3 |
The Ultimate Fighter 25 Finale |
2017年7月7日
|
× |
アルテム・ロボフ |
5分3R終了 判定0-3 |
UFC Fight Night: Mousasi vs. Hall 2 |
2016年11月19日
|
○ |
オラシオ・グティエレス |
1R 2:32 KO(左フック→パウンド) |
UFC Fight Night: Rodriguez vs. Caceres |
2016年8月6日
|
○ |
ジュリアン・エロサ |
2R 0:34 KO(左フック→パウンド) |
UFC 196: McGregor vs. Diaz |
2016年3月5日
|
△ |
廣田瑞人 |
5分3R終了 判定1-1 |
UFC Fight Night: Barnett vs. Nelson 【Road to UFC: Japan 決勝】 |
2015年9月27日
|
○ |
ジョ・ジュンファン |
2R 2:24 TKO(スタンドパンチ連打) |
VTJ 5th |
2014年6月28日
|
× |
佐々木憂流迦 |
2R 1:46 リアネイキドチョーク |
VTJ 4th |
2014年2月23日
|
○ |
森興二 |
1R 2:12 KO(左フック) |
VTJ 2nd |
2013年6月22日
|
△ |
ジャングル伊藤 |
1R 4:48 テクニカルドロー |
修斗 BORDER -season4- 2nd |
2012年9月23日
|
○ |
AKI |
1R 0:19 KO(パウンド) |
修斗 SHOOTO GIG WEST 14 |
2012年7月8日
|
○ |
チェ・ジュンブン |
1R 1:03 KO(左ストレート) |
修斗 BORDER -season4- first |
2012年4月1日
|
× |
田中路教 |
5分2R終了 判定0-3 |
修斗 THE ROOKIE TOURNAMENT 2011 FINAL 【新人王決定トーナメント フェザー級 決勝】 |
2011年12月18日
|
○ |
山本賢治 |
1R 0:16 KO(左ストレート) |
修斗 BORDER -season3-「轟雷」 【新人王決定トーナメント フェザー級 準決勝】 |
2011年9月4日
|
○ |
角田成稔 |
1R 4:56 KO(パンチ) |
修斗 SHOOTO GIG WEST 13 【新人王決定トーナメント フェザー級 2回戦】 |
2011年6月5日
|
○ |
Dr.takuya |
5分2R終了 判定3-0 |
修斗 BORDER -season3-「春雷」 【新人王決定トーナメント フェザー級 1回戦】 |
2011年4月3日
|
キックボクシング
勝敗
|
対戦相手
|
試合結果
|
大会名
|
開催年月日
|
× |
海人 |
3R終了+延長2R終了 判定0-2 |
S-cup世界トーナメント2014 |
2014年11月30日
|
○ |
キム・ヒュンチョル |
2R終了時 TKO |
SHOOT BOXING 2014 act.4 |
2014年9月20日
|
表彰
出典
関連項目
外部リンク