矢田寺(やたでら)は、京都市中京区にある西山浄土宗の寺院。山号は金剛山。本尊は地蔵菩薩。通称矢田地蔵(やたじぞう)と呼ばれる。
歴史
平安時代初期、大和国の矢田寺の別院として五条坊門に創建され、以後、寺地を転々とし、天正7年(1579年)に現在地に移されたといわれている[1]。
当寺の梵鐘は六道珍皇寺の「迎え鐘」に対し、「送り鐘」と呼ばれ、死者の霊を迷わず冥土へ送るために撞く鐘として信仰される。正平14年(1359年)に鋳造された梵鐘は戦時中の金属供出により失われ、1973年(昭和48年)に新鋳された。
境内
- 本堂 - 軒には「送り鐘」が吊るされ、本堂の奥は庫裏となっている。
- 山門
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かぼちゃ炊き(かぼちゃ供養)の告知。
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かぼちゃ供養の詳細を記した看板。
行事
- 節分(2月3日)
- 花まつり(4月8日)
- 精霊送り鐘供養(8月16日)
- かぼちゃ供養(12月23日)
文化財
重要文化財
脚注
- ^ “矢田寺(矢田地蔵尊)”. 京都観光Navi. 2019年7月1日閲覧。
- ^ 明治32年8月1日内務省告示第88号
外部リンク