田中食品株式会社(たなかしょくひん)は、広島県広島市西区に本社を置く、ふりかけを専業とする食品メーカーである。1901年創業。
会社概要
1901年に味噌・漬物・海苔佃煮を製造する企業として発足。その後1916年に「旅行の友」を発売すると、ふりかけの製造に移行。「旅行の友」は同社を代表する商品の一つとなる。
「旅行の友」は発売から今日まで長年に渡り、販売続けるロングセラー製品として、各地のスーパーマーケットや食料品店で取り扱われていると共に、この他にも「鰹みりん焼き」や「のり・たまごふりかけ」などの製品も現在まで息の長いロングセラーとなっている。
この他1975年には、他社に先駆けて一食用ふりかけ(ミニパックふりかけ)を開発した。なかでもハローキティなどのキャラクターふりかけは「旅行の友」と並ぶ看板商品のひとつに挙げられる。1995年に広島県佐伯郡佐伯町(現在の廿日市市)に広島工場を開設。将来の拡張計画がある。
事業所
- 広島市西区東観音町
- 東広島(広島県東広島市),広島(広島県廿日市市)
- 東京,名古屋,大阪,広島,福岡
- 札幌,仙台,金沢,静岡,岡山,高松,松山,佐賀,大分,熊本,宮崎
主な製品
「ふりかけの元祖」への異議申し立て
1994年に、全国ふりかけ協会はふりかけ食品の元祖として、フタバの「御飯の友」を認定したが、田中食品はこの認定に対する異議を長くとなえ続け、2022年の総会で田中食品の主張が認められて、1994年認定の取り消しと再調査(ただし「御飯の友」の歴史自体は否定せず)が実施されることになった[1]。
脚注
- ^ ふりかけ元祖問題について - 田中食品ウェブサイト(2023年1月4日)
関連項目
- 三島食品 - 同じ広島市内に本社を持つライバル企業の一つで、また県内におけるふりかけメーカーの両雄
- STU48のちりめんパーティー - スポンサーとして同社の「ちりめんふりかけ」を番組ノベルティで提供している
外部リンク