生島 広治郎(生島 廣治郎[1][2]、いくしま ひろじろう[3]、1897年(明治30年)7月4日[3] - 1983年(昭和58年)10月2日[4])は、日本の経済学者。経済学博士[3][5]。近畿大学名誉教授[5]。
経歴
兵庫県神戸市元町通1丁目[6]、生島藤吉の二男[2][7]。1920年、神戸高等商業学校卒業[5]。1922年、東京商科大学専攻部卒業(商学士)[8]、同年に神戸高等商業学校商業研究所調査員[5]。1923年、神戸高等商業学校講師[5]。1926年、神戸高等商業学校教授[5]。
1930年、神戸商業大学助教授[5]。1933年、神戸商業大学教授[5]。1944年、神戸経済大学教授となる[5]。1945年、神戸経済大学より「世界経済学ノ根本問題」で経済学博士の学位を授与され、同大学を退官する[5]。
1946年より丸紅飯田、伊藤忠などで社員教育及び貿易実務の指導に従事する[5]。1951年、近畿大学教授[5]。商経学部長、大学院商学研究科長、世界経済研究所長、理事を務めた[5]。1979年、近畿大学名誉教授[5][9]。
人物
趣味は日本芸術[2]。宗教は神道[2][7]。住所は兵庫県神戸市神戸区山本通4丁目[2][7]、芦屋市[3]。
家族・親族
- 生島家
著書
- 『世界経済の基礎概念』宝文館 1932
- 『独逸輸出工業論』神戸商業大学商業研究所叢書 大阪宝文館 1932
- 『世界経済論 世界経済の構造変動』新経済全集 日本評論社 1934
- 『現代の貿易と貿易政策』日本評論社 1936
- 『山西省の工業発展 北支経済の研究』神戸商業大学商業研究所叢書 大阪宝文館 1937
- 『世界経済学の基調』フタバ書店 1957
- 『世界経済学著作選集』全3巻 白桃書房 1974
共編著
- 『協同組合論』戸田京次共著 フタバ書店 商学経済学大系 経済学篇 1953
- 『貿易経営論』森沢秀二共著 フタバ書店 商学経済学大系 商学篇 1954
- 『輸出マーケティング戦略論』編 千倉書房 1964
- 『国際マーケティング政策 貿易と海外企業進出』編著 中央経済社 1966
- 『経営学ハンドブック』阪本安一,大塚俊郎共編 東洋経済新報社 1968
- 『現代商業論』編 中央経済社 1969
- 『消費者のためのマーケティング』杉本達哉,渡辺敬二,及川良治著(編)白桃書房 1970
- 『国際マーケティング戦略』編著 中央経済社 1971
翻訳
- カルバートスン『国際経済政策』同文館 1928
- A.ジョンソン, G.ジョーンズ, D.ルカス編『一兆ドルの消費市場 ’75年の日本とアメリカ』監訳 ダイヤモンド社 1969
- S.ハイマン『国際経営と経済開発』監訳 江夏健一,松村文武,米倉昭夫訳 東洋経済新報社 1969
論文
脚注
参考文献
- 東京商科大学編『東京商科大学一覧 自大正11年至12年』東京商科大学、1921 - 1925年。
- 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第12版 近畿・中国・四国・九州篇』帝国秘密探偵社ほか、1938年。
- 早稲田大学紳士録刊行会編『早稲田大学紳士録 昭和15年版』早稲田大学紳士録刊行会、1939年。
- 人事興信所編『人事興信録 第13版 上』人事興信所、1941年。
- 人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年。
- 人事興信所編『人事興信録 第25版 上』人事興信所、1969年。
- 『世界経済リポート(30)』近畿大学世界経済研究所、1979年。