生地町(いくじまち)は、かつて富山県下新川郡に属していた町。
古くからの漁村であり、各地で清水が湧き出ていた。北星ゴム工業などの工場があった。
歴史
- 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制の施行により、下新川郡生地村、山生地新村、経生地新村、芦崎村、大野新村、四ッ屋新村、二ッ屋新村、吉田新村及び吉田村の区域の一部をもって、下新川郡生地町が発足する。
- 1934年(昭和9年)7月 - 黒部川から出水。7日間にわたり濁流に洗われる被害。
- 1935年(昭和10年)3月15日 - 午後11時頃に町中心部にあったイワシの加工場から出火。前年の黒部川出水の被災箇所を含む上町、四十物町など190戸の住家、181棟の非住家、倉庫が延焼する大火となった。その後、隣の村椿村にも飛び火した[3]。
- 1954年(昭和29年)4月1日 - 下新川郡桜井町及び生地町が合併して、黒部市が発足する。
教育
小学校
娯楽
1960年(昭和35年)の生地町には以下の映画館が存在した[4]。
- 生地劇場 - 映画館(〜1960年代)
- 生地中央劇場 - 映画館(〜1960年代)
名所・旧跡・観光スポット
脚注
- ^ 『黒部市史 歴史民俗編』(1992年3月25日、黒部市発行)807頁
- ^ a b c 『角川日本地名大辞典 16 富山県』(1979年10月8日、角川書店発行)95ページ
- ^ 生地町で火事、住家二百戸など焼く『大阪毎日新聞』昭和10年3月17日夕刊(『昭和ニュース事典第5巻 昭和10年-昭和11年』本編p506 昭和ニュース事典編纂委員会 毎日コミュニケーションズ刊 1994年)
- ^ 『映画年鑑 1960年版 別冊 映画便覧 1960』時事通信社、1960年。1960年の映画館(北陸・甲信越地方)「消えた映画館の記憶」を参照した。
著名な出身者
関連項目
外部リンク