瑞宝寺公園(ずいほうじこうえん)は、兵庫県神戸市北区の有馬温泉郷にある都市公園。温泉街の最高部(標高500m)に位置する。紅葉の名所として知られている。
概要
明治初期に廃寺になった黄檗宗瑞宝寺の跡地を、神戸市が1951年に公園として整備した[1]。
歴史的には、豊臣秀吉も有馬をたびたび訪れていた。秀吉が「いくら見ても飽きない」などと瑞宝寺の紅葉を気に入ったという故事から、この地の紅葉には「日暮しの庭」、「錦繍谷」の別称がある。また秀吉が囲碁を打ったとされる石の碁盤も、公園内に残されている[2]。
旧瑞宝寺の山門は、1868年に京都の伏見桃山城から移築されたもので、1976年に神戸市によって保存修復されている。
公園内には、小倉百人一首にも詠まれている和歌「有馬山猪名の笹原風吹けばいでそよ人を忘れやはする」(大弐三位)の歌碑がある。また毎年11月2日・3日には「有馬大茶会」が公園内で開かれる[3]。
園内
- 旧瑞宝寺山門 - 伏見桃山城より移築
- 十三重石塔 - 江戸時代後期建築、黄檗宗第25代華頂文秀が建立
- 瑞宝寺歴代の塔
- 紅葉茶屋
- 石の碁盤 - 豊臣秀吉が愛用したと伝わる
- 大鼓滝
交通アクセス
脚注
- ^ 瑞宝寺公園| 兵庫県観光情報サイト ひょうごツーリズムガイド(2018年9月12日閲覧)
- ^ 瑞宝寺公園|神戸公式観光サイトFeelKOBE(2018年9月12日閲覧)
- ^ 神戸新聞NEXT|総合|紅葉めで太閤しのび大茶会 神戸・有馬温泉(2018年9月12日閲覧)
関連項目
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外部リンク