玉眞院(ぎょくしんいん)は、東京都世田谷区瀬田四丁目にある真言宗智山派の寺院。玉川大師の通称で知られる。
歴史
創建は大正時代で、龍海大和尚により大師堂が、その後6年の歳月をかけて、昭和9年(1934年)に竜海阿闍梨が地下仏殿を建立した[1]。
地下仏殿は地下5メートルの深さの場所に、長さ100メートルにも及ぶ総鉄筋コンクリート造りの拝殿である。日本でも有数の地下霊場である。
地下仏殿は仏の胎内をかたどっており、胎内には石仏が300体あると言われている[1]。
これらの石仏を拝むと四国八十八ヶ所・西国三十三ヶ所を巡ったのと同じご利益があるとされている。
本尊の弘法大師像は高さ2メートル20センチ、重さ約2トンの御影石でできている[1]。
毎月21日には護摩供、正月と5月、10月には四国から来た土砂を踏む「お砂ふみ修行」の行事がある[1]。
主な施設
アクセス
近隣施設
参考文献
- 玉川地域活動団体連絡協議会編『世田谷ふるさとめぐり てくたくぶっく 兵庫島コース」 1986年
- 世田谷区教育委員会編『せたがや 社寺と史跡(その二)』1969年
脚注
- ^ a b c d 世田谷区教育委員会(1969)22-23pp.