玉川(たまがわ)は、東京都世田谷区玉川地域の町名。現行行政地名は玉川一丁目から玉川四丁目。住居表示実施済み。郵便番号158-0094[2]。玉川地域に属する。
地理
東京都世田谷区の南西部に位置し、周囲を鎌田・岡本・瀬田・上野毛の各町に隣接する。また、多摩川を境に神奈川県川崎市二子・瀬田・諏訪と接する。玉川高島屋ショッピングセンター、二子玉川ライズ、東急田園都市線・東急大井町線二子玉川駅、兵庫島公園があり、二子玉川エリアの中心地にもなっている。
東京都都市整備局が2022年に発表した地震に対する総合危険度の町丁別評価では、玉川一丁目から四丁目までいずれも、5段階評価のうち相対的に最も安全とされる「レベル1」となった[4]。
歴史
- 1878年(明治11年)
- 1889年(明治22年)
- 1932年(昭和7年)
- 東京市に編入、東京市世田谷区になる。
- 六郷用水(現在の丸子川)を境に北側が玉川瀬田町、南側が玉川町になる。なお、玉川町には旧玉川村大字諏訪河原字向河原(1912年(明治45年)に神奈川県橘樹郡高津村より編入)が含まれた。
- 1943年(昭和18年)
- 1955年(昭和30年)
- 玉川町が鎌田町、岡本町各町域と境界変更を行い、大蔵町飛地を編入し、東部(旧高津村大字諏訪河原の一部)を残した上で住居表示を実施(その残った地域は数年後の住居表示実施時に上野毛となる)。玉川一丁目〜四丁目が設置される。
住居表示実施前後の町名の変遷
実施後
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実施年月日
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実施前(各町名ともその一部)
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玉川一丁目
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1968年7月15日
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玉川町の一部
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玉川二丁目
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玉川町の一部
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玉川三丁目
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玉川町、鎌田町の各一部
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玉川四丁目
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玉川町、玉川瀬田町、大蔵町、鎌田町、岡本町の各一部
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治水
2019年現在、玉川には多摩川下流域で唯一、堤防が作られていない区間が約540m存在する。そのため2019年令和元年東日本台風(台風19号)の豪雨では、10月12日午後10時10分頃には堤防未整備区間から濁流が溢れ出し、二子玉川駅周辺の広い範囲が浸水する被害が生じた[5]。
2019年10月12日、多摩川が氾濫を起こし玉川地区の住宅地が冠水した。この地では堤防建設を巡って住民同士で論争になり、事業仕分けの論議の対象にもなっていた。この時に被害が出たのは二子橋を挟んで上流側であり、堤防建設差し止めを求め、反対団体が仮処分申請を出したのは下流側だった。この仮処分申請は却下され、2010年に下流側堤防は概ね完成している[6]。
地価
世帯数と人口
2024年(令和6年)4月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
丁目 |
世帯数 |
人口
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玉川一丁目
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1,498世帯
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3,114人
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玉川二丁目
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1,149世帯
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2,122人
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玉川三丁目
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1,855世帯
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3,389人
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玉川四丁目
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1,876世帯
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3,545人
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計
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6,378世帯
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12,170人
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小・中学校の学区
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[8]。
交通
鉄道
道路
施設
公園
作品
- アニメ
関連項目
脚注