玉山山脈(ぎょくざん-さんみゃく)は、台湾の山脈。台湾島南部に位置し、北の玉山から南の高雄市六亀区十八羅漢山付近までの総延長180km、五大山脈の中で最も短い山脈である。玉山山脈の東側は荖濃渓(中国語版)を境界に中央山脈の南端が形成され、西側は楠梓仙渓(中国語版)を隔てて阿里山山脈に接する。旧称新高山脈(にいたかさんみゃく)。
日本統治時代には新高山(にいたかやま)と称された。
概況
玉山山脈は東西方向から北北東 - 南南西方向へと変化している。最高峰は玉山(玉山主峰とも)の海抜3,952メートルであり、台湾の最高峰であり、その他周辺の山と共に玉山群峰と称され、玉山国家公園管理局の管轄とされている。
形成
阿里山山脈は元来玉山山脈上に存在したものが断層の作用により、上部の比較的若い地層が西にずれて阿里山山脈を形成、下部の古い断層が玉山山脈を形成したと推測されている。
百岳名峰
玉山山脈における標高3,000メートル以上の山は22、その内台湾百岳に指定されている山が12存在する。
- 玉山主峰(新高山、3,952メートル)
- 玉山東峰(新高東山・台東新高、3,869メートル)
- 玉山北峰(新高北山・斗六新高、3,858メートル)
- 玉山南峰(新高南山、3,844メートル)
- 東小南山(3,744メートル)
- 玉山西峰(新高西山、3,467メートル)
- 南玉山(3,383メートル)
- 八通関山(3,245メートル)
- 郡大山(中国語版)(3,265メートル)
- 玉山前峰(新高前山、3,239メートル)
- 西巒大山(中国語版)(3,081メートル)
- 鹿山(中国語版)(2,981メートル)