片田 敏孝(かただ としたか、1960年11月19日 - )は、日本の工学者。防災研究者。群馬大学名誉教授。東京大学大学院情報学環特任教授。[1][2]日本災害情報学会会長[3]。
略歴・人物
研究分野
主に自然災害に対する防災研究、とりわけ、ハザードマップの作成など自然災害のシミュレーションや、災害時の情報伝達などの研究を専門とする。特に、最近は「避難勧告を出しても避難しない人たち」に対する対策の立案研究にも取り組んでいる。岩手県釜石市防災・危機管理アドバイザー(2004年から)。2014年現在6市のアドバイザー。
2014年現在は、津波災害ではなく「台風・高潮災害」を日本の最重要課題として研究を進める[4]。
受賞歴
- 2000年(平成12年) - 横山科学技術賞「自然災害への社会的対応に関する総合的研究」
- 2000年(平成12年) - 日本自然災害学会学術賞「河川洪水時の避難行動における洪水経験の影響構造に関する研究」
- 2002年(平成14年) - 国際自然災害学会賞(2002 Mohammed El-Sabh Award)受賞「An Estimation Method of Human Damage Due to Tsunami Inundation Flow」
- 2002年(平成14年) - 土木学会論文賞「河川洪水に対する住民の災害情報理解と避難行動に関する総合的研究(総合題目)」
- 2007年(平成19年) - 平成19年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞「津波総合シナリオシミュレータを用いた津波防災の理解増進」
- 2012年(平成24年) - 防災功労者内閣総理大臣表彰「釜石の奇跡」
- 2013年(平成25年) - 宮沢賢治賞・イーハトーブ賞
メディアへの出演
脚注
関連項目
外部リンク