片田 さおり(かただ さおり、1962年 - )は、日本及びアメリカ合衆国の国際政治経済学者。南カリフォルニア大学教授。元世界国際関係学会副会長。大平正芳記念賞受賞。
人物
東京都生まれ[1]。1982年東京都立立川高等学校卒業[2]。1986年一橋大学社会学部卒業[1]。大学では国際関係を専攻し、国連職員を志し[2]、1994年にノースカロライナ大学チャペルヒル校より政治学博士(Ph.D.)の学位を取得[1][3]。国際連合開発計画メキシコ事務所ジュニア・プロフェッショナル・オフィサー[2]、世界銀行国際経済部国際金融課研究員、南カリフォルニア大学国際関係学部准教授を経て[3][1]、同教授、南カリフォルニア大学国際研究センター(CIS)センター長[3]。2021年世界国際関係学会副会長、Review of International Political Economy編集委員[4]、日本国際問題研究所客員研究員[5]。"Banking on Stability:Japan and the Cross-Pacific Dynamics of International Financial Management"で大平正芳記念賞受賞[6]。
著書
- "Banking on stability : Japan and the cross-Pacific dynamics of international financial crisis management"ミシガン大学出版局 2001年
- 『グローバル・アクターの条件 : 国際金融危機と日本』有斐閣 2002年
- "Taming Japan's deflation : the debate over unconventional monetary policy"(共著)コーネル大学出版局 2018年
- "The BRICS and collective financial statecraft"(共著)オックスフォード大学出版局 2018年
- "Japan's new regional reality : geoeconomic strategy in the Asia-Pacific"コロンビア大学出版局 2020年
- 『日本の地経学戦略 : アジア太平洋の新たな政治経済力学』日本経済新聞出版 2022年
脚注