『爆発! 750cc族』(ばくはつ!ななはんぞく)は、1976年9月15日に東映で公開された日本映画。カラー、90分。岩城滉一の暴走族シリーズ第4弾であり、最終作。
概要
シリーズで唯一小平裕がメガホンを取った作品である。
750cc(ナナハン)の高性能なオートバイを駆って暴走する青春暴走アクション映画。
キャスト
<クライムカイザー>
- 日暮光次(ヘッド):岩城滉一
- 堀川桃子(光次の幼なじみ・「日暮工業所」社員):北川たか子
- 松岡ヒデキ(ヒデ・光次の仲間):貝之瀬一夫
- 石川六郎(ロク・光次の仲間・軽トラで事故):大蔵晶
- ピロ(ロクの彼女):成瀬静江
- 早川(クライムの元メンバー・金せがまれる):清水健太郎
<ビッグフィクサー>
- 西原タカシ(ヘッド・若社長):西田健
- 落合マキ(タカシの女・ブティック経営):ジャネット八田
- ユリ(タカシのツレ女・白服):星野じゅん
- オサム(タカシの子分・クライムの元メンバー・桃子を陵辱):ゴム高津
<その他>
- 日暮(光次の父・マネキン会社「日暮工業所」社長):野口元夫
- 西原英彦(タカシの父・大企業社長):森幹太
- 刑事(光次の取調べ担当):五野上力
- 刑事(光次の取調べ補佐):きくち英一
- 警視庁本部長(光次の逮捕に全力):伊藤豪
- 医者(ロクの主治医・守銭奴):中田博久
- レストランのボーイ:小林稔侍
- 工場長(光次の雇い主):宮崎三男
- 銀行員(不渡り手形):山田甲一
- サラ金係(光次の融資断る):福岡正剛
- テレビアナウンサー:山本聰
スタッフ
キャッチコピー
「今夏最後エキサイティングドキュメント! モノホン岩城滉一750cc非常線突破に 全国黒いマシン軍団大集結!」[1]。
※暴走族映画はメジャー映画会社では、当時東映しか作っておらず[2]、『月刊ビデオ&ミュージック』は「本来入れるべき"の"を抜いて、迫力を出す試みを行っている。暴走族映画も本数を重ね、惹句(キャッチフレーズ)も上手くなってきている」と褒めた[1]。
同時上映
『男組 少年刑務所』
『太陽の恋人 アグネス・ラム』
映像ソフト
脚注
- ^ a b 「ジャック110番 『爆発! 750cc族』(東映)」『月刊ビデオ&ミュージック』1976年9月号、東京映音、34–35頁。
- ^ 「ロックとバイクと舘ひろし! 70年代後期東映暴走族バイカーアクション」『映画秘宝』2010年4月号、洋泉社、82-83頁。